“日本のT・クルーズ”唐沢寿明、毒舌連発もサプライズ誕生日には素直に「うれしいね」
2015年6月2日 21:22
[映画.com ニュース]日本テレビと映像配信サービス「Hulu」の初の共同製作によるドラマ「THE LAST COP ラストコップ」の完成披露試写会が6月2日、都内のホールで行われ、主演の唐沢寿明、窪田正孝、佐々木希が舞台挨拶に立った。
唐沢の役どころが30年間の昏睡から目覚める刑事のため、3人は30年前の80年代風衣装で登場。唐沢は当時大ヒットした米映画「トップガン」のトム・クルーズになり切り、「日本のトム・クルーズとしてはね。今日は僕のためにありがとう」とご機嫌だ。
相棒の刑事を務めた窪田の、歌手の吉川晃司をイメージしたスーツ姿に対しては、「昔はこういう人がいっぱいいたけれど、彼が切ると古臭くない。今っぽい」と評価。だが、バブル期の派手なOL風ファッションの佐々木が「ピタッとした服が多かったと聞いているので、当時の人は体形を気にしなきゃいけなかったんでしょうね」というコメントには表情が一変。「あなたみたいにきれいな人ばかりじゃなかったんだよ。エーッて人がボディコンを着ていたりした。今で言えばゆるキャラだよ」と毒舌を放ち、暴走し始めた。
30年後の自分を思い描くという質問に、窪田が「息の長い役者でいたい」と抱負を述べても、「前髪がないかもしれないよ。何が起こるか分からないから。俺は厳しいよ。出るクイはひん曲げるからね」と言いたい放題。司会を務めたお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右に対しても、しきりにちょっかいを出すなどまさに独壇場のトークを繰り広げた。
それでも、明日3日に52歳の誕生日を迎えるため、窪田と佐々木からサプライズでケーキと出演者の寄せ書きを贈られると、「明日だからね。もう、めでたくないよ。こんなもの壊してやる」と憎まれ口をたたきつつも表情は緩みがち。客席からの「おめでとう」コールもあり、「こんなにたくさんの人に祝ってもらったことはない。うれしいね」と笑顔で話していた。
「THE LAST COP ラストコップ」は、独でシーズン5まで放送された人気ドラマを日本版にリメイク。1985年に凶悪犯を追い詰めながら爆弾で負傷し昏睡状態に陥った刑事が30年後に覚醒し、若手の刑事と新たなコンビを組んで難事件に挑んでいく。第1話は6月19日午後9時から「金曜ロードSHOW!」で放送。同日から第2話以降がHuluで順次配信される。