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トッド・ヘインズ監督、カルト教団「ヤホワ13」題材にしたミニシリーズを企画

2015年6月1日 23:30

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トッド・ヘインズ監督
トッド・ヘインズ監督
写真:Chris Ashford/Camera Press/アフロ

 [映画.com ニュース] 第68回カンヌ映画祭に出品された最新作で、ケイト・ブランシェット主演のレズビアンドラマ「キャロル(原題)」が絶賛されているトッド・ヘインズ監督が、1960年代から70年代にかけて、米ロサンゼルスとハワイを拠点に実在したカルト教団「ソース・ファミリー(Source Family)」(別名:ヤホワ13)を題材にしたテレビミニシリーズを企画していることがわかった。

ファーザー・ヨッドと名乗る教祖が率いたソース・ファミリーは、菜食主義と動物愛護を標榜。当時、ファーザーの教えは音楽を通じて伝えられ、レコードというかたちで信者に配布された。レコードにはサイケデリック、フォーク、ジャズ、ブルース、ロックなどの20世紀アメリカ音楽のさまざまなスタイルが盛り込まれており、信者以外の一般の音楽ファンにも高く評価されることになった。

2012年には「ザ・ソース・ファミリー(原題)」という長編ドキュメンタリーが製作され、ヘインズ監督は同ドキュメンタリーを下敷きにしたミニシリーズを企画、自らメガホンをとる予定だという。

ヘインズ監督の最新作「キャロル(原題)」は、パトリシア・ハイスミスがクレア・モーガン名義で1952年に発表した同名長編小説(「The Price of Salt」のタイトルでも知られる)の映画化。50年代のニューヨークを舞台に、デパートで働く20代のテレーズ(ルーニー・マーラ)と、30代の裕福な人妻キャロル(ブランシェット)の関係を描く。2016年新春日本公開予定。

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