20世紀フォックス、家庭向けソフトをすべて4K、HDRに対応
2015年5月29日 07:30
[映画.com ニュース] 20世紀フォックスが他のメジャースタジオに先駆けて、家庭向け映画ソフトをすべて4K、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応させることになったと、ハリウッド・レポーターが報じた。
同社は新作映画をすべてフルハイビジョンの4倍の画素数となる4K、しかも通常よりも明度差が広いHDRに対応させると発表。カメラが捉えた広いダイナミックレンジをそのまま再現するHDR技術は、3Dや可変フレームレート(HFR)などに次ぐ映像革命として注目を集めている。
映画ではドルビーが「ドルビー・ビジョン」というHDRのフォーマットを確立。ジョージ・クルーニー主演のSF映画「トゥモローランド」を皮切りに、「インサイド・ヘッド」などのウォルト・ディズニー作品がドルビー・ビジョン対応劇場で上映されることになる。
テレビに関しては4Kの技術仕様を統一するために作られた「UHDアライアンス」が、HDRの規格も制定することになるという。同団体には、ドルビーやテクニカラー、パナソニック、ソニー、ディズニー、20世紀フォックス、ディレクTV、ネットフリックスなどが参加している。今後は、HDR機能が4Kテレビとセットとなって販売されることになりそうだ。
なお、20世紀フォックスは、今年中にHDRに対応した次世代ブルーレイを販売するという。
「トゥモローランド」
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