カリスマ美容師演じた白石隼也、ハサミ扱いに難儀「手を何度も切りました」
2015年5月12日 21:30

[映画.com ニュース] 「仮面ライダーウィザード」で注目を集めた俳優・白石隼也が主演した映画「鏡の中の笑顔たち」の完成披露試写会が5月12日、都内で行われ、白石をはじめ共演の夏菜、中尾明慶、喜多一郎監督が舞台挨拶に立った。
失意のまま故郷に戻ったカリスマ美容師・井上遼(白石)が、病院での訪問美容や同僚・高橋まり(夏菜)との交流を経て、成長と再生を遂げる姿を描く。一人前になるまで5年はかかるという美容師役に挑んだ白石は、「鋭利なハサミが高価なもので、手を何度も切りました。それくらい鋭いもので、練習もせずに髪を切るというのは大変でした」と苦労を吐露。実際に髪を切るひと幕があるそうで、「ワンテイクで決めなければならなくて、緊張しましたね」と明かした。
さらに、所属事務所の先輩でもある中尾について「優しい先輩です」とニッコリ。ロケ地の北海道・札幌では「高価な回らないお寿司をおごっていただきました。ありがとうございました」と感謝すると、中尾は「みんなの前で言うなよ。いいよ、いいよ」と謙そんしながらも、まんざらでもない様子だった。
札幌での撮影のエピソードを聞かれると、白石は「岬でのシーンがあるんですが、そこでは雪が1メートルくらい積もっていて、監督いわく体感マイナス40度でした」と説明。夏菜が「めちゃくちゃ寒かったですよね、中尾さん!」と水を向けると、中尾は「(自身は)喫茶店のシーンしか出ていなくて、僕の体感はプラス18度くらいで、ものすごく快適な撮影の思い出しかない」としどろもどろで答えた。そして、「それを知ったうえで(その振りは)本当に悪意がありますよ! 今日、家帰って鏡見たら笑顔ないですからね」と悲鳴を上げ、会場を沸かせていた。
また壇上では、白石と夏菜が、中尾にハンドマッサージをサプライズプレゼント。喜多監督が「映画の中でハンドケアをやるシーンがあるんですが、(観客の)皆さんまだ見ていないから何のことかさっぱりわからない」とツッコミを入れ、夏菜も「シュールです」と評すと、会場は爆笑に包まれた。「鏡の中の笑顔たち」は、5月30日から公開。
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