K・ウォーターストーン&J・ブローリンが語る「インヒアレント・ヴァイス」インタビュー映像公開
2015年4月10日 19:00

[映画.com ニュース] 原作トマス・ピンチョン、監督ポール・トーマス・アンダーソン、主演ホアキン・フェニックスと3人の天才によるコラボレーションが話題を集めている「インヒアレント・ヴァイス」。このほど、主人公の探偵ドックの元恋人のシャスタ役を演じるキャサリン・ウォーターストーンと、ドックと因縁の仲の刑事ビッグフット役を演じるジョシュ・ブローリンが作品を語るインタビュー映像を、映画.comが入手した。
ウォーターストーンがシャスタ役を射止めたきっかけは、オーディションテープを送ったことだと明かす。原作に忠実だといわれる本作は、これまでのアンダーソン監督の作品とは異なる趣であるといい、感想は「こんな作品見たことないわ!」。そして、自身が本作に参加できた喜びを「幸運にびっくりする。言葉がピンチョンで演出がポール、共演がホアキンだなんて」と感激の面持ちで話している。ピンチョン氏の小説は難解と言われるが、映画については「理解できない部分も作品の一部。混乱した男と混乱した街、時代の話だから。混乱していると思われるのが狙いよ」と観客に呼びかけている。
かねてアンダーソン監督の大ファンだったそうで、出演を即決したと話すブローリン。一ファンからともに仕事をする関係になったことで「プロの意識を取り戻した」と述懐。そして、「彼(アンダーソン監督)の作品の特異性や選ぶテーマ、不条理の描き方が好き。こんなことを言うのはおこがましいが、僕たちは似たもの同士だと思う」と語る。フェニックスとの共演は「ホアキンは一緒に手探りをしてくれるから、共演者としては最高。自己中心的なところはないし、奇人のイメージが付いているけどそんなことはなかった」と撮影時の印象を語っている。
現代米文学の最高峰として知られるピンチョン氏が、初めて自身の作品の映画化を許可した小説「LAヴァイス」(新潮社刊)を原作に、70年代のロサンゼルスでヒッピー探偵ドックが元恋人の依頼を受け、思わぬ巨大な陰謀に巻き込まれていく様子を、軽快なコメディタッチで描いた探偵サスペンス。
「インヒアレント・ヴァイス」は4月18日、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田ほか全国公開。
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