青木崇高主演、ヒロイン大野いとのサスペンス映画「雨にゆれる女」製作決定
2015年4月2日 05:00

[映画.com ニュース] 「るろうに剣心」3部作で注目を集めた俳優の青木崇高が、2016年公開予定の新作映画「雨にゆれる女」に主演することがわかった。音楽家・半野喜弘の初監督作で、青木扮する名前を偽って生きる主人公と、大野いとが演じるヒロインの謎の女による濃密なサスペンス映画に仕上がる予定だ。
企画の段階から本作にかかわり、主演への強い意気込みを見せる青木は「半野監督は色彩や空間、音などの感覚だけでなく、人物の遍歴、感情、距離などの描写にも緻密で揺るぎないイメージを持っています。僕や大野さんが監督と共にそれぞれの人物を見つけ、掴んで、演じることができれば、それは間違いなく傑作になると思います」とコメントする。
大野は「脚本を読んだ時、この女性にしか言えない思いの詰まったせりふがありました。どう演じればこの言葉が言えるのだろうか、この言葉を心から言ってみたい、この役を生きてみたいと思いました。このような大人の女性の役は初めてですが、私なりに演じていきたいです」と役柄への思い入れを語る。
“飯田健次”と別人の名を名乗り、ひっそりと暮らしている男・則夫。毎朝、鏡の前で完ぺきな変身をとげてから家を出る。工場ではほとんど他人と関わらず、自分のことも語らない。ある日突然、同僚の男が、ほれた女が男から逃げたかっているので一晩だけ預かってほしいと健次の家に女を連れてやってくる。健次はしぶしぶ女を預かるが、女も秘密を抱え自らを語らない。そして次第にふたりはひかれあっていく。

別人を演じて生きている主人公が次第に女にひかれ、本当の自分の姿をさらされそうになっていく様子を、青木がどう繊細に演じるのか、主人公の人生を狂わす “大人の女”に挑戦する大野が、女優として新しい顔を見せてくれるのか期待が高まる。
映画音楽を中心に、世界的な評価を得ている半野監督は、今回オリジナル脚本を書き下ろし、本格的な映画監督デビューを飾る。「音楽というのはとても抽象的な芸術です。より人間そのもの、物語を描きたいと思った時、それが映画でした」とメガホンをとった理由を明かす。既に青木のみ冬シーン1日の撮影を終えており「青木くんは豪快なようで非常に繊細で緻密な人物。大野さんには蝶が羽化する直前のような危うさと強さを感じます。この映画の中で、きっと未だ見ぬ2人を見てもらえるはずです」とメインキャストふたりの新たな一面を引き出す自信を見せている。
5月初旬にクランクイン予定。なお、本作はクラウド・ファンディング「Motion Gallery」(https://motion-gallery.net/projects/hannoproject)で4月末まで製作費を募っている。
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