哀川翔「Zアイランド」佐渡島ロケでカモメを捕まえる!
2015年3月28日 17:40
[映画.com ニュース] 哀川翔の芸能生活30周年を記念し製作された「Zアイランド」が3月28日、沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」で特別招待作品として上映された。哀川とメガホンをとった品川ヒロシ監督をはじめ、共演の木村祐一、宮川大輔、「千鳥」の大悟、「野性爆弾」の川島邦裕は、北谷・ミハマ7プレックスでの舞台挨拶に出席した。
同作は、謎の病気がまん延した島を舞台に、ヤクザ同士の抗争とゾンビとの戦いを描いたアクションエンタテインメント。ヤクザの宗形に扮した哀川は、「次はヤクザ対ゾンビでどう? と聞かれて『オッケー!』と言ったんだよ。ただ、ゾンビはボスがいないから、どこへ行っていいのかわかんないよね」と軽妙な語り口で話し、客席を喜ばせた。
佐渡島での撮影ではアジを50匹近く釣り上げたという哀川だが、「いい川もあってさ。でっかいカニがいたから捕まえて、みんなのところへ持っていったら、窪塚(洋介)がどん引きだったね」とニヤリ。さらに、カモメの捕獲にも成功したそうで、「エサを持っていると寄ってきて手から取っていくじゃない。『俺が捕まえられないかな?』と思って試したら、できたんだよ。カモメは『なにこれ?』みたいな顔してたね。パッと放したら、また戻ってきてさ」と明かし、場内を爆笑させていた。
ゾンビになる役どころを担った宮川は、「いろいろ考えて監督に『こんなのは?』と見てもらったら、『ゴリラです』と言われちゃった。最終的にエリマキトカゲみたいな走り方になった」と出来栄えに満足げ。哀川も、「あんなのが出てきたら超怖いよね」と太鼓判を押した。品川監督は、「翔さんの30周年に乗っかって、好きなものを全部詰め込んだ自由度の高い楽しい映画になったと思います」と手ごたえを感じている様子だった。
なお、同作にはほかに鈴木砂羽、湘南乃風RED RICE、風間俊介、シシド・カフカ、鶴見辰吾らが出演している。5月16日から全国で公開。「島ぜんぶでおーきな祭 第7回沖縄国際映画祭」は、3月29日まで。