戦後70年の今夏にドキュメンタリー映画「筑波海軍航空隊」公開
2015年2月25日 06:00

[映画.com ニュース] 映像を利用した「町の活性化」「文化の育成」を目指すプロジェクト茨城は、ドキュメンタリー映画「筑波海軍航空隊」を完成、終戦70年を迎える今夏、全国公開する。戦後70年となり、“元特攻隊員”たちも90歳を超える高齢となったため、本作は最後の証言集であり、真実を伝えるドキュメンタリー映画だ。
敗戦の色濃い太平洋戦争の末期、爆弾を抱えたゼロ戦で、アメリカの戦艦に体当たり攻撃を仕掛けた若者たちがいた。「神風特別攻撃隊=カミカゼ」と呼ばれた若者たち。大学途中で、特攻隊に志願した飛行予備学生として筑波海軍航空隊(茨城県・笠間市)で訓練を受けたが、戦争の終結によって生き残ることが出来た元特攻隊員たち。彼らを訪ね、厳しかった訓練の様子、仲間と過ごした青春と言える日々、その仲間を見送ったこと、戦後の生き方などの話を聞いている。
初号試写を迎え、完成した作品を見た人たちからは、「真実の証言が心に響いた」「戦争を体験した人が年々少なくなっている中、非常に貴重な記録となっている」「戦争を知らない世代の方々に見て欲しい」といった感想が寄せられた。
監督は、2000年にギャラクシー賞奨励賞を受賞したNHK・BSスペシャル「海を渡ったウチナーンチュたちの戦争~報道カメラマン石川文洋が追った沖縄史」をはじめ、NHK「日曜美術館」など数多くのドキュメンタリー作品を手掛けている若月治。ナレーションは、女優の原日出子が担当。音楽は西井夕紀子が手掛けた。
今夏、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、茨城県内をはじめ全国順次公開。制作・配給はパルコ。制作・配給協力はシグロ。
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