杉良太郎、EXILE小林直己に「ハリウッドに行ってほしい」と期待
2015年2月4日 20:25
[映画.com ニュース]俳優の杉良太郎が2月4日、都内で著書「媚びない力」(NHK出版新書)の刊行記念トークショーを映画評論家、時代劇研究家の春日太一氏と開催。杉と特別ゲストとして登場した「EXILE」の小林直己がイベント前に時代劇への熱い思いを語った。
定額制動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」で配信されている時代劇ドラマ「医師 問題無ノ介」で共演した2人。さらに小林は、共演前から杉主宰の演技塾に参加しており、いわば師弟の間柄。杉が「役者は日ごろが大事。役になりきった時は狂気の世界に入って、自分をすべて捨ててやらないと。自分が出ちゃうとダメ。そういうことを口うるさく、顔を見るたび言ってきました」と厳しく指導にあたる様子を明かせば、小林は「技術的なことはもちろん、特に心構えに影響を受けている。立ち向かう上で『緊張なんてしなくていい』だとか、杉さんの経験で培ってきたものを直接教えてもらっています」と語り、強い絆をのぞかせていた。
さらに杉は、同作で時代劇に初挑戦した小林の立ち回りや所作を絶賛。「第一印象で、直己は役者が良いと思った。悪役がいいと思った。日本のテレビ界に、出てきただけで強烈な押しがある役者はいない。直己はタッパ(身長)もあるし、押しもある」と太鼓判を押し、「日本一の悪役を目指し、ハリウッドに行ってほしい」と海外挑戦を促した。これを受け小林は、「応えられるように頑張ります」と恐縮しながらも真摯な眼差(まなざ)しで話していた。
著書で、落日と言われる時代劇の復権を説いている杉。「時代劇が好きだという若い人が出てきて、良さを味わってもらって、時間のかかる伝統的なものを勉強してもらったりしながら、外国から見ていいなと思うものがたくさん出てきてほしい」といい、「直己が何とかしてくれるんじゃないかな」と託した。小林も「大切な人や命を守る。それがわかりやすく表れているのが時代劇。時代が違うものをやっているにもかかわらず、今にも通じるメッセージがある」とその魅力を訴え、杉の思いを継承することを誓っていた。「媚びない力」と春日氏の「時代劇は死なず!」(河出文庫)は発売中。
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