中谷美紀、三島有紀子監督と相思相愛 「恋愛結婚ができた幸せな作品」と信頼明かす
2015年1月31日 16:30

[映画.com ニュース]中谷美紀が4年ぶりに主演を果たした映画「繕い裁つ人」が1月31日、全国30スクリーンで公開初日を迎え、中谷をはじめ共演の三浦貴大、黒木華、三島有紀子監督が東京・新宿ピカデリーでの舞台挨拶に出席した。少ない予算と撮影日数16日という強行スケジュールのなか、スタッフ・キャスト一丸となって作り上げた労作なだけに、中谷は「個人的には三島監督と相思相愛だと思っていましたし、映画会社の方が用意したお見合い結婚ではなく、恋愛結婚ができた幸せな作品でした」と感無量の面持ちだった。
8年前から構想をあたためてきた三島監督も、「企画をもってまわって、お金がなかなか集まらず何度も作れないと思った作品。みんなの力で完成して、この世に生まれてきてくれて、信じられないくらいうれしいです」。そして現場で料理をふるまうなど、屋台骨を支えた中谷に対し「スタッフが16日間寝ずにやっていて、寒さや空腹で士気が落ちていくなかで、中谷さんが座長として高めてくれた」といい、「主役の女優さんというよりは、一緒になって作ってくれた戦友。スタッフや三浦さん、黒木さん、たくさんの戦友がだんだん増えて、この映画が完成できた」と感謝の思いを込めた。
映画は、神戸の仕立屋「南洋裁店」を祖母から受け継いだ2代目店主・市江(中谷)が、常連客たちのためにオーダーメイドの服を丹精こめて作り続ける姿を描く。三島監督は、クランクアップ時に中谷からケープを贈られたそうで「私のために、本当に仕立屋さんが作ったようなケープを作ってくださった。監督冥利に尽きる。虫に食われないように頑張ります」と喜んだ。中谷はほほ笑みながら謙そんしたものの、実物を羽織った三島監督と感激の様子で顔を見合わせていた。
さらに壇上では、協賛のブラザー販売が作成した、映画のメインビジュアルの刺しゅうがお披露目された。58万3819針、32時間を費やした一点もので、登壇陣のサイン入りで1名にプレゼントされる。詳細は映画公式HP(http://tsukuroi.gaga.ne.jp/)に掲載。
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