未来穂香、大量の虫と格闘した過酷な現場を明かす
2015年1月24日 21:00

[映画.com ニュース] 若手女優の未来穂香が主演した「クレヴァニ、愛のトンネル」のプレミア試写会が1月24日、東京・アキバシアターで行われ、未来と共演の小山田将、今関あきよし監督が舞台挨拶に立った。
映画の舞台となったのは、ウクライナ西部リウネ州の田舎町クレバニ村にある、緑に包まれたトンネル。貨物列車が1日1往復するだけの幻想的な美しい場所で、そこでキスをした恋人たちは永遠に結ばれるという言い伝えから、近年観光スポットとしても人気を集めている。しかし撮影を行った夏には大量の虫が発生していたそうで、地面に顔をつけて寝転がるシーンを撮影した未来は「ウクライナの観光も全くせず、着いたらすぐ着替えて、すぐ血のり。思い出ですね」と苦笑い。小山田も「『うわ、きついな……』と言うのが率直な感想です」と未来の女優魂に最敬礼だった。
現場周辺にはレストランなどの設備が乏しく、撮影中の食事は「たき火でバーベキュー」をしていたという。さらに、撮影当時「自立したい」という欲求が強かった未来は、「ひとりになりたくて。マネージャーさんの目を盗んで、ホテルの目の前にあるスーパーへ行ったりしていました。どうやったらマネージャーにバレずに行けるかと(笑)」と語っていた。
また、今作で象徴的に使われているミリカメラには、今関監督の並々ならぬ思いが込められているようで、小山田が「8ミリカメラが共演者のひとりみたいだった」と話すほど。本編で8ミリフィルムをかけるシーンに映り込む手は、今関監督自身のものだと明かし、「8ミリやった人じゃないと、あんなに優雅にできません」と断言し、会場の笑いを誘った。
20年前、高校教師の圭は、女子生徒の一葉(ひとは)と許されない恋に落ちる。しかし、親や世間の目を振り切りドライブに出かけた2人は事故に見舞われ、一葉は昏睡状態から目覚めることはなかった。20年経っても一葉を忘れられない圭は、「失った人に会える」と言われるウクライナ・クレバニ村の緑のトンネルに向かい、そこで20年前の姿の一葉と出会う。しかし、一緒にいられるのはトンネルにいる時だけで、やがて圭も一葉と同じ世界に行きたいと願うようになる。「クレヴァニ、愛のトンネル」は2月21日から、東京・新宿K's cinemaで公開。
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