ギレルモ・デル・トロ、“幻の”クライムファンタジーをドラマシリーズ化
2015年1月16日 12:20

[映画.com ニュース] メキシコの奇才ギレルモ・デル・トロ監督が、かねて長編映画としてメガホンをとるはずだったクライムファンタジーを、米アマゾン・スタジオでドラマシリーズ化することがわかった。
新作「Carnival Row(原題)」は、人間や妖精、クリーチャーたちが共存するビクトリア調の街が舞台。当初の映画脚本では、謎のクリーチャーたちが次々と殺害され、その事件の捜査にあたった刑事が、第一容疑者は自分自身であることに気づくという内容だった。今回のドラマシリーズ版では、大幅な変更が加えられるようだ。
同作は“幻のハリウッド映画”になりかけていた企画。2005年、当時新人だったトラビス・ビーチャム(「パシフィック・リム」の脚本家)が執筆した脚本「A Killing on Carnival Row」を米ニューライン・シネマが獲得し、デル・トロ監督で映画化しようとしていた。しかし、開発に数年間かかり、デル・トロはほかのプロジェクトを優先するために離脱。その後、ニール・ジョーダンが監督に内定したが、ニューラインがワーナー・ブラザースに吸収されたことで打ち切りとなってしまう。さらに11年、ターセム・シン監督が実現に乗り出したが、今度はスタジオが決まらず白紙に戻っていた。
そして昨年、米レジェンダリー・エンタテインメントのトーマス・タルが打診したところ、デル・トロが快諾したため、形を変えてようやく日の目を見ることに。パイロット版は、デル・トロが、ビーチャムとレネ・エシェバリア(「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」「キャッスル ミステリー作家は事件がお好き」)と共同で脚本を執筆し、自らメガホンをとる予定。撮影時期は、次の映画「パシフィック・リム2(仮題)」がクランクインする前の今春になるとみられている。制作総指揮には、デル・トロ、ビーチャム、エシェバリアのほか、「ゴシカ」のゲイリー・アンガーが名を連ねる。
デル・トロ監督の映画「クリムゾン・ピーク(原題)」は10月16日、「パシフィック・リム2(仮題)」は17年4月7日に全米公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“体験”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

“生涯ベスト級”の声多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス