武井壮“俳優デビュー”のインド映画「ミルカ」の監督と再会に感激「今の道へのチャンスもらった」
2015年1月16日 09:45

[映画.com ニュース]“百獣の王”ことタレントの武井壮が1月15日、出演したインド映画「ミルカ」の公開記念イベントが行われた都内のホールで、この日来日したラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ監督と約3年ぶりの再会を果たした。
陸上の400メートルで1959年に当時の世界記録を打ち立てたインドの国民的英雄ミルカ・シンの半生を描く叙事詩で、武井はライバルとなる日本人選手役。撮影に参加したのは2012年の春で、「仕事がなくて暇な頃で、フェイスブックでリアルなアスリートの出演者を探していると聞いて、プロフィルを送ったら連絡が来て、飛行機のチケットが送られてきた」という。
当時は借金生活でマネジャーから1万円を借りてインドへ。だが、現地に着いてから両替ができないことを知り、「マーケットに行って逆立ちしてクネクネ踊っていたら、隣でコブラの笛を吹いていた人より稼いだ。日本円で2万円くらい」と告白。メーラ監督は撮影を振り返り、「レースのシーンで、皆でウオームアップのためにジャンプをしたら一番高く跳び上がったので、もっと力を抜いてと言ったのを覚えている。レースでは、リアルに見せるため他の選手を引っ張ってくれた」と称えた。
実質的な“俳優デビュー”作となり、「すごい巡り合わせで、人生は最高に面白い。インド映画を映画館で見たのは初めてだったけれど、ひいき目抜きにパワー、エネルギーに圧倒された」と絶賛。「今も毎日成長しなきゃと思っているし、日々自分史上最高を目指している。そのためのモチベーションを上げてくれた」と意欲を新たにした。
メーラ監督は、自宅に飾っていた同作のシンのサイン入り初版ポスターをプレゼント。武井は、「今の道につながる縁、チャンスを頂いた。一生の支えになります」と感激の面持ちだった。
「ミルカ」は、インドとパキスタンの分裂による抗争で家族を殺された少年ミルカ・シンが、貧困を乗り越えて陸上選手として頭角を現し、アジア大会で金メダルを獲得、五輪出場などインドの英雄となっていく波乱の人生を描く。1月30日から全国で公開される。
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