フジテレビ、午後の情報番組の来春復活を決定！

同新情報番組のMCには、フジテレビの“報道の顔”ともいえる、現在「スーパーニュース」に出演中の安藤優子キャスターと、俳優・高橋克実を起用。穏やかで人のよい夫としっかりした姉さん女房のようなイメージのコンビで、午後帯で圧倒的人気を誇る「情報ライブ　ミヤネ屋」の牙城に挑む。安藤キャスターは、「スーパーニュース」を卒業して、初の情報番組MCに挑戦。新番組のコンセプトは「知りたいことを！知りたいように！知りたいだけ！」。

同局としては、昨秋の「アゲるテレビ」終了から約1年半ぶりに、平日午後帯情報番組の争いにチャレンジすることになるが、先日のフジテレビ系選挙特番で顔を並べた、安藤氏と宮根氏の対決ということも興味深い。

安藤優子キャスターは、フジテレビで87年から「スーパーニュース」前身の「FNNスーパータイム」に出演し活躍した後、94年から00年までは夜のニュース「ニュースJAPAN」でキャスターを担当。その後、現在まで「スーパーニュース」のキャスターを務め、さらに近年のフジテレビの報道特別番組もほとんどを担当してきた人材。その安藤キャスターも、アメリカの「モーニングショー」のような、ニュースのみならず生活に関わるあらゆる情報を扱う番組をやってみたかったと、情報番組挑戦に意欲を見せている。

同局では、苦戦が続いている午後帯の状況打開へ向けて、午前ワイドだった「知りたがり！」を12年4月から午後帯へと移設し、伊藤利尋アナと元NHKアナウンサーの住吉美紀キャスターのコンビでチャレンジしたほか、13年4月からは新たな午後の情報番組として「アゲるテレビ」をスタートしたが、思うような成果を得られず開始から半年で番組終了という苦渋の決断をしてきた経緯がある。「アゲるテレビ」については、「めざましテレビ」の“顔”であった大塚範一キャスターと、元・日テレアナウンサーの西尾由佳理キャスターという大物キャスターコンビで、午後帯に地殻変動を起こす意気込みだったが、番組開始直前に大塚キャスターの白血病再発という予期せぬ事態にも見舞われ、番組開始時から順風満帆とはいかなかった。（文化通信）