スティーブン・キング「ザ・スタンド」映画化は4部作に? 監督が明かす
2014年12月7日 15:35
[映画.com ニュース] 米ワーナー・ブラザースが進めている、スティーブン・キングの大長編小説「ザ・スタンド」の映画化企画のメガホンをとる新鋭ジョシュ・ブーン監督が、同作が4部作になる可能性を示唆した。
ブーン監督は、ケビン・スミスのPodcast「Hollywood Babble-On」のインタビューで、「3時間ぐらいの1本の映画として書いた脚本をワーナーもキングも気に入ってくれて、高額の予算がついた。そして、ワーナーのほうから複数の映画に展開するつもりはあるかと聞いてきたんだ。僕はもちろんイエスと答えたよ。そういうわけで、たぶん4部作になると思う」と明かした。
ブーン監督はまた、すでに「みなが驚くようなすごいキャスト」と交渉に入っており、来年春頃にも撮影を開始したいと語っている。なお、今回のインタビューでは名前は挙がっていないが、マシュー・マコノヒーが悪役ランドール・フラッグ役(別名「闇の男」「黒衣の男」)で出演交渉中だと先日報じられた。
原作「ザ・スタンド」は、殺人ウィルスによってほぼ死滅したアメリカを舞台に、生き残った人間たちが繰り広げる善と悪の戦いを描いた壮大な黙示録的小説。1994年に米ABCがゲイリー・シニーズ、モリー・リングウォルドらの主演で6時間のミニシリーズとして映像化したが、劇場用映画化は今回が初となる。
ブーン監督は、監督第2作「きっと、星のせいじゃない。」が大ヒットを記録。同作は、不治の病にかかった若い男女の恋を描いた、ジョン・グリーンの全米ベストセラー青春小説の映画化で、2015年2月20日から日本公開される。