おじいちゃんがマラソン完走に挑戦!「陽だまりハウスでマラソンを」公開
2014年12月7日 06:30

[映画.com ニュース]オリンピック金メダリストが70歳を超えてからフルマラソンに挑戦する姿を描く映画「陽だまりハウスでマラソンを」(キリアン・リートホーフ監督)が、2015年3月に公開することが決定した。
2013年10月に本国ドイツで公開され、主演のディーター・ハラーフォルデンが78歳の史上最高齢でドイツ映画祭最優秀主演男優賞を受賞した本作は、妻と老人ホームに入居したパウルじいさんが、ベルリンマラソン完走にチャレンジする人間ドラマ。老いてもなお生き甲斐や目標を見出していこうとするパウルの姿を温かく描き出す。
主人公のパウルが挑戦するベルリンマラソンは、世界屈指の高速コースで、2005年に野口みずき選手が2時間19分12秒で女子の大会記録を打ち立てたことでも知られる。ハラーフォルデンは役作りの為に9キロの減量に成功し、初のマラソンに挑戦。何歳になっても目標に向かうパウル役を体当たりで演じた。実際のベルリンマラソンで撮影され、臨場感溢れるクライマックスシーンは、最大の見どころとなっている。
メルボルン・オリンピックで金メダルを獲得した伝説のマラソンランナー・パウルは、最愛の妻の病気をきっかけに夫婦で老人ホームに入居する。70歳を超えても心身共に健康なパウルは子どもだましのレクリエーションや規則にとらわれる施設側の態度に耐えられず、再びマラソンに挑戦することを決意する。
「陽だまりハウスでマラソンを」は3月からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
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