スペインの異才監督、イライジャ・ウッド主演作「ブラック・ハッカー」を語る!
2014年11月28日 16:00

[映画.com ニュース] 「パソコンモニター上の映像ウィンドウが切り替わっていく」という体裁でストーリーが進行していく映像スタイルが話題のイライジャ・ウッド主演サスペンス「ブラック・ハッカー」(公開中)について、監督・脚本を務めたスペインの新鋭ナチョ・ビガロンドが語った。
同作は、元全米No.1ポルノスター、サーシャ・グレイ扮するセクシー女優ジルの熱烈なファンである青年ニック(ウッド)が、ジルを拉致しようとする企みに巻き込まれる姿を描くもの。観客はスクリーンに映し出された「ニックのパソコン画面」を見ることになり、ニックを写す内蔵カメラ映像やジルの盗撮映像、スカイプで話す別の人物の映像といった次々切り替わる映像を通して、混乱と奮闘を疑似体験していく作品になっている。
ビガロンド監督は、「僕はプロデューサーたちに、インターネットがスクリーンで重要な役割を果たす映画を作るよう依頼されたんだ」と製作のきっかけを振り返る。「僕はアイデアを練って、全てがインターネットを通してリアルタイムに語られる映画を提案した」と、映画のスタイル自体をトリッキーにするというアイデアを持ち出すのが、ビガロンドが気鋭の監督として注目を集めるゆえんだ。
「ドラゴン・タトゥーの女」の製作陣によるハリウッド版リメイクが進行中という長編デビュー作「TIME CRIMES タイム クライムス」は、タイムスリップを扱いながらもたった1時間前にしかさかのぼらず、2作目の「エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる」は、異星人の侵略による地球最後の日を題材にしながら、恋愛の四角関係を描くことに終始する。こうした異彩が、映画好きの間で評判になるのは必然といえる。
「僕がやりたかったことのひとつは、危険にさらされている若い女性を登場人物として使うことだった。それは古くからの伝統だが、僕は今までとは違う、もっと想像力に富んだ方法で使おうと思ったんだ」と、自身のこだわりを明かす監督。しかしその映像スタイルは、「全てのPCウィンドウを同じ物語に一致させることが、最も複雑だった。それはまるでパズルを解くようなもので、脚本段階でパズルは始まり、ポストプロダクション最後の日にやっと完成したよ」と最後まで製作陣を苦労させたという。
監督は「怪獣映画にひねりを加えた映画を作りたいね」と次回作の構想を明かし、「日本の皆さんが僕の映画を見てくださって、本当に光栄です。映画を楽しんでもらって、色んな議論が広がる事を期待しています。ありがとう!」とインタビューを結んだ。
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