TIFF×日本映画監督協会提携で「箱入り息子の恋」上映&シンポ開催
2014年10月28日 14:50

[映画.com ニュース]第27回東京国際映画祭と日本映画監督協会の提携による、昨年の同協会新人監督賞を受賞した市井昌秀監督の「箱入り息子の恋」の上映が10月28日、TOHOシネマズ日本橋で行われ、同作の武部由実子プロデューサーによるシンポジウムが開催された。
当初は市井監督も参加予定だったが、急きょ、新作ドラマの撮影と重なり欠席。しかし、武部氏は「この作品で市井監督を知った人が、仕事をしたいなどいろいろと声をかけてくれるようになった。監督が忙しくなるのは、プロデューサーみょう利に尽きる」と理解を示した。
「箱入り息子の恋」は、豪の映画監督マックス・マニックスが執筆した脚本を武部氏が預かったのが企画スタート。2年ほどの開発期間を経て、2008年に「無防備」でぴあフィルムフェスティバル(PFF)のグランプリを獲得した市井監督にリライトを依頼したところ、わずか1週間で書き上げてきたという。
「マックスのものと、若手の脚本化が書き直したものを2冊渡したら、両方のいいところ取りで、オリジナルの部分も足してきた。1週間で書き直す気概にも感動した」と振り返る武部氏。市井監督にメガホンをゆだね、約1年後には撮影に入る順調な行程をたどった。
監督の才能を見分ける条件について、「聞く耳を持っていること。プロデューサーサイドから押し付けるつもりはないが、人の話を聞きちゃんとそしゃくして脚本に反映できると、一緒にゴールを目指していける」と説明。現在、所属しているキノ・フィルムズでは年間1~2本の企画を進めており、「後発の製作会社の存在意義として、オリジナルをやり続けていきたい。大変ですけれど、若い人が活躍できるということを態度で示さなければいけないので」と意欲を見せていた。
第27回東京国際映画祭は10月31日まで開催。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
Snow Man向井康二「ウィンくんとの代表作に」 “奇跡のハート”のワンショットも! 映画「(LOVE SONG)」メイキング映像
2025年10月28日 12:00
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ