庵野秀明監督の大特集スタート「恥ずかしい。帰りたい」も原点再確認し誇らしげ
2014年10月24日 23:40

[映画.com ニュース] 第27回東京国際映画祭の特集企画「庵野秀明の世界」が10月24日、TOHOシネマズ日本橋で開幕。初日は「アマチュア・庵野秀明」と題し、浪人時代や大学在学中に制作したアニメ「バス停にて…」や「じょうぶなタイヤ!SHADOタイヤ」、実写の「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」などが上映された。
高校時代から自費で購入した8ミリカメラで映像を撮り始めたという庵野監督。“お蔵入り”させていた初期作品がシネマスコープの大スクリーンで上映されたとあって、「人生を振り返るものにしたいというから覚悟はしていたけれど、恥ずかしい、帰りたい。帰らないなら、個々にお酒がほしい」と照れまくった。
しかし、「好みもやっていることは昔と変わっていない。メカ、爆発、美少女。それを繰り返して作っていくことで良くなっている。自分でも良くなっていると思う」と再確認も。そのうえで「ウルトラマンはカラータイマー、仮面ライダーはベルト、ガンダムは角があれば記号として落とし込めた。1点でオリジナルのキャラが分かるのはすごいこと」と持論を展開した。
そして、「かえってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」が、「原点」と強調。多くの仲間ができ共同作業の大切さを学んだそうで、「自分1人だったら全然ダメだった。複数でやることによって、格段に変わっていった。いろんな人と仕事をした方が面白いと実感した」としみじみ話していた。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【個人的に“過去最高”】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作、実際に観てきた
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映