ジェームズ・フランコ、ベネチアでスキンヘッド姿を披露
2014年9月6日 15:02

[映画.com ニュース] 第71回ベネチア国際映画祭で10月5日(現地時間)、ジャガー・ルクルトの主催する監督栄誉(ばんざい)賞に輝いたジェームズ・フランコの授賞式と、アウト・オブ・コンペティションに出品されている監督作「The Sound and the Fury」が上映された。
本作の共演者を伴ってレッドカーペットに現れたフランコは、スキンヘッド姿で口ひげにサングラス、後頭部にはモンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラーの顔のタトゥーという異様な出で立ちでファンを驚かせた。黒のスーツの正装ながら、白いワイシャツは大きく胸元がはだけ、数時間前から会場前に陣取っていたファンのサインに応じたものの、にこりともしなかった。
カメラを回し終えた後、ようやく正式な授賞式に。バルベラが「彼はもっとも多面的な才能に恵まれたアーティスト」とフランコの業績を称えた後、ジャガー・ルクルトの盾が授与された。スピーチでフランコは、「ベネチアは今年で4回目。自分にとって特別縁のある映画祭であり、常に自分の作品を真剣に受け止め評価してくれた」と語った。
フランコが監督、主演を務めた「The Sound and the Fury」は、ウィリアム・フォークナーの原作を元に、20世紀初頭のアメリカ南部を舞台にした物語。裕福な一家の3兄弟の物語を、3つのチャプターでつづっている。クラシックな話法と実験的な音と映像のスタイルが混ざった意欲的な作品ながら、いささか力みすぎて騒々しい映画になってしまった印象が否めない。(佐藤久理子)
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で観たい映画No.1】なにこれ!!? 全員主役級キャストがクセ“マシマシ”異常者に
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント