手塚治虫が嫉妬した男・辰巳ヨシヒロの自伝的映画「TATSUMI」予告編独占入手!
2014年9月6日 08:00

[映画.com ニュース] 「劇画」の父・辰巳ヨシヒロの自伝的作品「劇画漂流」を基に作られた映画「TATSUMI マンガに革命を起こした男」の予告編とポスタービジュアルを、映画.comが独占入手した。
長年マンガのあり方に疑問を抱いてきた辰巳は、22歳で今までにない写実的な描写と動きのあるコマ割りで、映画のような独自の表現を確立した。この作風は「劇画」と名づけられ、従来の漫画とは一線を画し、時事問題や社会情勢を反映させ、不条理ともいえる展開が見るものに衝撃を与えた。しかし、日本の漫画界に大きな変革をもたらした辰巳とその作品に、なぜ光があたらなかったのか。
キャッチコピーの「あなたは、マンガ家・辰巳ヨシヒロを知っていますか?」が訴えるように、日本での辰巳の知名度は、その功績に比例することなく低い。予告編では、自らの作風を「劇画」と名付けた瞬間、手塚氏から長編を書けと諭されたシーンなど、人生のターニングポイントになったシーンが紹介されており、類まれなる才能が開花していく様子がうかがえる。
本作は2011年に開催された、第64回カンヌ映画祭ある視点部門に日本語によるアニメとして出品を果たし、その後、アヌシー国際アニメーション映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭などで上映。世界でのお披露目から約3年を経て、ようやく日本公開される本作を、ちばてつや氏、さいとう・たかを氏、モンキー・パンチ氏ら日本を代表する漫画家たちが絶賛している。
「TATSUMI マンガに革命を起こした男」は11月15日から東京・角川シネマ新宿 他全国で公開。
(C)27 Productions Pte Ltd
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