染谷将太、名カメラマンたむらまさき組は「愛おしい家族だった」
2014年8月2日 14:45

[映画.com ニュース] 芥川賞作家・伊藤たかみの小説を映画化した「ドライブイン蒲生」が8月2日、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで封切られ、主演の染谷将太と黒川芽以、共演の平澤宏々路ちゃん、小林ユウキチ、猫田直、たむらまさき監督が舞台挨拶に立った。
ヤクザ崩れの父親(永瀬正敏)が経営するさびれたドライブインに生まれ、物心ついた頃から“バカの一家”と蔑まれ育ったヤンキー姉弟が、今は亡きロクデナシの父へ思いを馳せながら人生を見つめ直していく姿を描く。
柳町光男や相米慎二、石井聰亙(現・岳龍)らの作品で撮影監督を務めてきた名カメラマンのたむらは、本作で75歳にして監督デビューを果たし、「楽しんでいただけたならうれしい」と言葉少なに挨拶。染谷は、「たむらさんの噂は聞いていたので一緒に仕事したいなと思っていた。素敵な現場で貴重な体験ができた。カスケた家族だけど愛おしい家族だった」と語った。
黒川は、「映画に情熱を持っている方々が集まった楽しい現場。テストもほとんど1回で本番なので、その時の臨場感を大切にしていた。とにかく毎日エキサイトしてた」と充実した面持ち。黒川の娘役を演じた宏々路ちゃんは、「黒川さんはお母さんというよりはお姉ちゃんみたいな感じ。いつも遊んでくれて楽しかった!」とニッコリ。一家の母を演じた猫田は、「カスケた家族の一員になれたことをうれしく思う。たくましい映画だなと思った」と優しく“家族”を見守った。
(C)2014 伊藤たかみ/河出書房新社
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