GACKT1人5役の舞台「義経秘伝 第二章」で抜てきヒロイン2人に超スパルタ宣言
2014年7月29日 16:45
[映画.com ニュース] ロック歌手のGACKTが原作・脚本・主演・演出・音楽をすべて手掛ける舞台「MOON SAGA 義経秘伝 第二章」で、ヒロインの陽和役にオーディションで抜てきされた黒田有彩と初音が7月29日、都内でお披露目された。
2012年に全国4都市で延べ5万人を動員した「MOON SAGA 義経秘伝 第一章」の続編。カギを握る陽和役は「国籍、年齢、性別問わず」というオーディションを行い、100人以上の応募者の中からGACKTに見初められたのが、「ミスフラッシュ2011」などグラビアを中心に活躍していた黒田と、ファッション誌「Nicky」専属モデルの初音だ。
セリフのない役どころのため、GACKTは「演技はやろうと思えばできるが、演技をつけてものびしろが限られる。どこまでの表現力があるかとポテンシャルがどれほどあるかが前提だった」と説明。「巣の部分が表に出てくると、いいものになるだろうと思う」と2人の潜在能力に期待を寄せた。
2人は今月初めから稽古に参加しているが、黒田は「今日の発表で、やっと(出演が)決まったと言えるのでうれしい。それまでは出られるか分からない状況で、5日に1回くらいは悪夢を見たんです。もう見なくて済むと思うとうれしくて……。2人でそれぞれの花を咲かせたい」と涙ながらに喜びを表現。初音は、「言葉を発しないので、人の内側にあるものを感じていただけるように頑張ります」と抱負を述べた。
だが、GACKTは全キャストに向けて「ドラマに関してはいい感じだが、アクションはどうでしょうねえ。これから深夜練(習)が続くので、本番までに何人が消えるのかが心配」と発破。2人に関しても、「1人であれば良かったんだけれど、まあやらせてみてダメな方は外せばいいだけ。僕は残酷なんです。安心されるよりは、緊張感を持って最後まで競争してくれれば」とスパルタ教育を宣言した。
さらに、ほとんどの部分に傾斜を施したステージで殺陣の一部も披露し、「多い時には20人以上が上からバンバン落ちてくる。今までにないアクションを作りたい」と意欲。また、全編にわたって舞台史上最大のプロジェクション・マッピングを仕掛けることになっており、「テーマは飛び出す絵本。たくさんのキャラクターが出る舞台はあるが、それだけではない。全員の個性が立っている見応えのある舞台になるんじゃないかな」と自信のほどをうかがわせていた。
「MOON SAGA 義経秘伝 第二章」は、異能力を持つ「物ノ怪」と、その力を受け継ぐ「者ノ不」、人間が入り乱れる平安時代後期が舞台。GACKT扮する者ノ不の源義経が、力を封印されながら動乱の世を生き抜いていく姿を描く。他に川崎麻世、元宝塚の悠未ひろらが出演し、公演は8月8~18日が東京・明治座で。その後、福岡、大阪、広島、名古屋、宮城、さいたまの各都市を巡演する。
なお、GACKTが執筆した小説版「MOON SAGA 義経秘伝」(講談社刊)が8月1日に発売されることも発表された。
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