映像化不可能と言われていたベストセラーがついに映画化「悪童日記」予告編
2014年7月23日 08:30
原作はハンガリーからスイスに亡命したクリストフが、初めて仏語で書き上げた長編作。第2次世界大戦下、小さな町へ疎開した双子の兄弟が貧しさの中でたくましく、時に残酷な手段を使ってでも生き抜く様をつづる。映画はハンガリーのヤーノシュ・サース監督がメガホンをとり、カルロビ・バリ国際映画祭でグランプリを受賞した。
予告編では、双子が「魔女」と呼ばれる祖母の農園に疎開し、祖母から課せられる重労働、大人から受ける暴力行為、日々の苦痛を麻痺させるためにお互いを殴り合う姿などが切り取られており、戦時下の過酷な環境を再現した重厚な仕上がりとなっている。
「悪童日記」は10月3日、TOHOシネマズ シャンテ、新宿シネマカリテほか全国公開。