夭折した伝説のシンガー、ジェフ・バックリィ描いた映画、10月公開決定
2014年7月4日 15:27

[映画.com ニュース]1997年に30歳の若さで急逝した天才シンガーソングライター、ジェフ・バックリィの軌跡を描く「Greetings from Tim Buckley」が、邦題「グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの」として、10月18日に劇場公開されることがわかった。
60年代のフォークロックシーンで成功を収めたティム・バックリィを父に持ち、“天使の歌声”と称えられる美しい歌声でボブ・ディランやデビッド・ボウイら多くのアーティストを魅了。94年にアルバム「グレース」を発表するも、97年にミシシッピ川で溺死し、短い生涯に幕を下ろした。
本作は、チャンスに恵まれずにいたジェフが、音楽人生をスタートさせるきっかけとなった父ティムの追悼コンサートに焦点をあて、音楽に愛された父子の人生を見つめる。海外ドラマ「ゴシップガール」でブレイクしたペン・バッジリーが、ジェフを熱演。クライマックスシーンでは、圧巻のパフォーマンスで伝説のコンサートを再現した。
1991年、無名のミュージシャンだったジェフは、幼い頃に一度会っただけの父ティムの追悼コンサートに呼ばれる。コンサートまでの間、ジェフは自己喪失感や亡き父の存在に葛藤(かっとう)。アリーという女性のサポートのもと、勇気を出してステージに立ったジェフは、魂を揺さぶる歌声を披露する。
「ニューヨーク 最後の日々」のダニエル・アルグラント監督がメガホンをとり、イモージェン・プーツ、ベン・ローゼンフィールド、ノーバート・レオ・バッツらが共演している。
「グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの」は、10月18日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。
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