リティー・パニュ監督「消えた画」劇場公開記念 特集上映開催
2014年6月9日 17:00
[映画.com ニュース]ポルポト率いるクメール・ルージュによって行われた迫害や虐殺を、土人形を用いたクレイアニメーションと当時の貴重なアーカイブ映像で表現した、リティー・パニュ監督の最新作「消えた画 クメール・ルージュの真実」の公開を記念し、パニュ監督の代表作を紹介する特集上映「虐殺の記憶を超えて リティ・パニュ監督特集」が、6月28日からユーロスペースで開催される。
パニュ監督は、カンボジアで生まれ、クメール・ルージュの支配下、13歳で労働キャンプを脱出しフランスに渡り、映画監督になるという驚くべき人生を歩んできた。そして自ら体験した「虐殺の記憶」を伝えるために、フィクションとドキュメンタリーの垣根を超える作品を数多く製作してきた。
今回の特集上映では、パニュ監督の代表作「S21 クメール・ルージュの虐殺者たち」(2002)、 大江健三郎の芥川賞受賞作をカンボジアを舞台に映画化した「飼育」(11)のほか、「さすらう者たちの地」(00)、「アンコールの人々」(03)、「紙は余燼(よじん)を包めない」(06)の5作品を上映する。
「虐殺の記憶を超えて リティ・パニュ監督特集」6月28日から7月4日までユーロスペースで開催。
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