吹石一恵、理想の夫婦像は「うちの両親」 新作で離婚調停中のヒロイン演じ
2014年5月31日 14:00
[映画.com ニュース] 女優の吹石一恵が5月31日、東京・シネマート六本木で行われた主演作「六月燈の三姉妹」(佐々部清監督)の初日舞台挨拶に登壇した。家族の再生を描くハートフルコメディ。吹石は「ありがちですが、うちの両親が理想の夫婦像ですね」。劇中では離婚調停中のヒロインを演じており「しなやかでたくましく一歩を踏み出す姿が描かれている。朗らかですてきなキャストの皆さんに囲まれた」と笑顔で振り返った。
舞台挨拶には吹石とともに三姉妹を演じる徳永えりと吉田羊、共演する津田寛治、西田聖志郎が出席。赤字に苦しむ家族経営の和菓子屋を舞台に、バツイチの長女(吉田)、離婚調停中の次女(吹石)、婚約破棄し不倫中の三女(徳永)の三姉妹が、店の再建と家族の再生に奔走する。六月燈とは旧暦6月に鹿児島と宮崎の一部で行われる祭事で、期間中は神社や寺院で灯籠が奉納される。
徳永は「おふたりにかわいがっていただき、すっかり甘えさせていただいた。すごく楽しかったです」と“姉”ふたりに感謝の意。プライベートでは5人きょうだいの末っ子だという吉田は「今回、長女を演じ、姉の苦労を知りました」とこちらは自身の姉たちに感謝していた。
そんな三姉妹に、次女の夫を演じる津田は「吹石さんたちは、現場でも役名で呼び合っていたほど。一緒にいると楽しいし、幸せな時間を過ごした。この家族、最高です」と述懐。一家の父親を演じ、本作の企画も手がける西田は昨年11月の南九州での先行ロードショーに続く、東京での封切りに感無量の面持ちだった。