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「U2」ボノがマンデラ元大統領を語る その人柄とバンドに与えた影響とは

2014年5月23日 14:00

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「マンデラ 自由への長い道」の主題歌を担当した「U2」
「マンデラ 自由への長い道」の主題歌を担当した「U2」
(C)2014 Long Walk To Freedom (Pty) Ltd

[映画.com ニュース] 元南アフリカ大統領ネルソン・マンデラ氏の半生を描いた映画「マンデラ 自由への長い道」に主題歌を提供した、アイルランド出身の世界的ロックバンド「U2」。アルバム制作を休止し、同作のために新曲「オーディナリー・ラヴ」を書きあげたフロントマンのボノが、親しみを込めて“マディバ”と呼ぶマンデラ氏について語った。

インタビューの冒頭で「誰もが少しばかりの気まずい感情を抱いていると思う」と口火を切ったボノ。映画や歌が生まれるきっかけとなった本人が昨年12月に死去したばかりで、取材の時期を変更することも考えたというが、「いろいろ悩んでいるうちに、耳元にあの人のささやき声が聞こえたんだ。『お高くとまりなさんな』と(笑)」。同作が遺族や友人に愛されていることから、「次の世代がネルソン・マンデラという社会現象を理解できるように、いま最大限の努力をすべきだ」と思い直し、様々なエピソードをひも解き始めた。

1970年代、アイルランドには南アフリカの政党・アフリカ民族会議のメンバーが多数亡命しており、当時まだ10代だったボノたちもアパルトヘイトに対する問題意識を強めていく。「ダブリンで初めて開催した反アパルトヘイトのコンサートをきっかけに、マディバの指示を仰ぐことになり、債務帳消しキャンペーンや、HIV/AIDSに対するキャンペーンを行った。だから、彼はぼくらの人生にとってとても大きな存在だ。ぼくらの人生を揺さぶり、ひっくり返してしまったんだから」と故人に思いを馳せる。

マンデラ氏に影響を受けて社会問題に切り込み、政治的な活動にも熱心なU2はバッシングを受けることも少なくない。「控えめに言っても、賛否両論のバンドだと思う。U2を大好きな人もいるし、大嫌いな人もいる。そして、そんな状況であることを、ぼくらはとても誇りに思っている」と、その言葉には真のアーティストとしての信念と自負が凝縮されている。

約2年前、マンデラ氏と最後に対面した時には、自身の妻とふたりの子どもも一緒に素晴らしい時間を過ごしたという。そして、自由を求め差別に対する不屈の精神を貫いた平和の闘士は、四半世紀にわたり世界的に活躍するロックスターにとって偉大な存在であり続ける。

「さまざまな事柄に関する英知やシリアスな姿勢を持ちあわせているんだけど、それがいたずらっぽいユーモアセンスに隠されているから、いつも圧倒されてしまう。世界中の人が彼との面会を求めていて、やっとそれが実現したと思ったら、彼はこう言うんだ。『老いぼれの革命家なんかにどうしてわざわざ会いに来た?』と(笑)。彼はいつも、ぼくのようなアイルランドの生意気なロックスターになにが必要か教えてくれる。謙虚さとユーモアを欠かしてはならない、と」

ボノが「この映画が特別なのは、複雑なラブストーリーの存在だからだ」と語る「マンデラ 自由への長い道」は、5月24日から全国で公開。

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