コーエン兄弟新作、猫を抱えたフォークシンガーがさすらう予告編公開
2014年3月25日 17:50
[映画.com ニュース] ジョエル&イーサン・コーエン兄弟の監督作「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」の予告編がこのほど公開され、昨年の第66回カンヌ映画祭でグランプリを受賞した物語がひも解かれた。
オスカー・アイザック演じる主人公ルーウィン・デイヴィスは、ボブ・ディランも憧れたミュージシャン、デイブ・バン・ロンクの回想録をベースに、60年代初頭の音楽シーンで活躍した伝説のミュージシャンたちの逸話を織り交ぜ作り出されたキャラクター。1961年のニューヨークのグリニッチ・ビレッジ地区を舞台に、成功を夢見るフォークシンガー、ルーウィンの1週間をユーモラスにつづるともに、ひとつの音楽の時代が切り替わる瞬間を描き出す。
ニューヨークに住む売れない歌手のルーウィンは、何をやっても裏目に出てばかり。レコードは売れず、家を追い出されたため知人の家を泊まり歩き、うっかり手を出した女ともだちから妊娠したと告げられる。そんな情けない毎日から逃げ出すように、自分の才能を売り込もうとシカゴのライブハウスへ向かう。
予告編では、猫とギターケースを抱え街をさすらうルーウィンの姿が、マーカス・マムフォード&アイザックが歌う「Fare Thee Well(Dink's Song)」のアコースティックな響きにのせて映し出される。フィルムで撮影されたノスタルジックな映像が音楽や衣装と相まって、60年代という時代やルーウィンの境遇を浮かび上がらせる。
また本作は、内容だけでなく劇中に登場する茶トラ猫のユリシーズが絶賛されていることでも、注目を集めている。タイム誌やニューヨーカー誌といったメディアが軒並みレビューで猫について言及したほか、ローリングストーン誌のピーター・トラバースは「猫が主役を食っている」と評した。そんな茶トラ猫は、予告編でも存在感を放っている。
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」は、5月に東京・TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国で公開。
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