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原田マハ原作を台湾で映画化「一分間だけ」5月公開!主題歌は「テラスハウス」住岡梨奈

2014年3月11日 12:20

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台湾のトップスターの共演で映画化
台湾のトップスターの共演で映画化
(C)2014映画「一分間だけ」

[映画.com ニュース] 人気作家・原田マハ氏のベストセラー小説を台湾のトップスター、ピーター・ホーチャン・チュンニン主演で映画化した日台合作「一分間だけ」が、5月31日に公開されることが決定した。あわせて、リアリティ番組「テラスハウス」の出演で注目を浴びたシンガーソングライターの住岡梨奈が、主題歌を担当することも発表された。

台湾を舞台に、働く女性と愛犬のせつない愛の物語を描く。仕事、愛犬との生活、恋愛に追われ葛藤する主人公ワンチェンをチャン・チュンニン、ワンチェンを支える恋人役をピーター・ホーが演じる。日本からは国際派女優として活躍の場を広げる池端レイナが参加。台湾で高視聴率を記録したドラマ「秋のコンチェルト」の女性監督ジェン・フイリンが、初めて映画でメガホンをとった。

ファッション雑誌編集者のワンチェンは、ある日ゴールデンレトリーバーのリラを飼うことに。恋人と一緒に育て始めるが、仕事に夢中になる日々の中で、次第に大切なものを見失っていく。やがて恋人が去り、残されたリラとの生活を負担に感じ始めた頃、リラが病に侵されてしまう。

原作小説は台湾でも出版されており、働く女性たちを中心に「泣いた」「共感できる」と話題を集めた。オスカー監督アン・リーの弟、ガン・リーが映画化を熱望し、食・建築・エンタテインメント・教育など多角的なクリエイティブ活動を行う「beachwalkers.」の吉田正大とともに台湾で映画製作会社を設立、本作の製作総指揮を務めた。日本と台湾の“ものづくり”にかける人々の思いがつながった本作では、台湾のかわいい美術や風景なども見どころとなっている。

自身も犬を飼っていた経験あるという住岡は、主人公と愛犬のストーリーに共感したことから主題歌を担当することを快諾。タイトルの“一分間だけ” は何を意味するのか考えたといい、「わかっているけど忘れてしまったり、失いかけて気づいたりして、大切なことを思い出させてくれる映画です。一瞬一瞬、見逃さないために一語一句、心を込めて歌わせていただきました」とコメントを寄せた。楽曲は映画のための書き下ろしで、住岡と共同で作詞を手がけたロックバンド「音速ライン」の藤井敬之が作曲も兼ねた。

本作は、第9回大阪アジアン映画祭に特別招待作品として招待され、3月13日の「TAIWAN NIGHT」でワールドプレミア上映が行われる。翌14日には東京・バルト9で完成披露プレミア上映会が実施され、ピーター・ホーをはじめ、池端、ジェン・フイリン監督、吉田、ガン・リーが登壇するほか、スペシャルゲストとして住岡が参加する。完成披露プレミア上映会のチケットは、3月11日午前0時からKINEZO EXPRESSで、バルト9の劇場窓口では同日のオープン時間から販売される。

一分間だけ」は、5月31日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開。

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