「猫侍」主演の北村一輝、共演ネコに“萌え”まくり! 司会者の声も耳に届かず
2014年3月1日 15:37

[映画.com ニュース] 俳優の北村一輝が3月1日、東京・シネマート新宿で行われた主演作「猫侍」(山口義高監督)の初日舞台挨拶に登壇した。かつて人斬りと恐れられた幕末の剣士が、愛らしいネコ・玉之丞との触れ合いを通して変化していく時代劇コメディ。共演した子ネコを抱きながら挨拶に立った北村は、司会者からの質問にも「すみません、聞いていなかった」と劇中同様、すっかりネコのかわいさに“萌え”ていた。
浪人に成り果てた主人公・斑目久太郎(北村)のもとに舞い込んだ暗殺依頼の相手は、つぶらな瞳をした白い子猫の玉之丞だった……。同名の人気ドラマを映画化し、全国63スクリーンで封切られた。
奇想天外なストーリーに、北村は「ふざけて撮った作品なので、皆さんに怒られるんじゃないかと心配だった」と笑いを誘う一方で、「ふだん映画をあまり見ない人に、家族一緒に見てもらえるような作品を目指した。ノリだけでは成立しない」と真摯にアピール。猫との共演を「ほとんどNGも出さず、とても優秀な役者さん」と語り、劇中で猫が披露するウインクについて「あれはCGじゃなく、奇跡的にウインクしている」と舌を巻いた。
本作が2本目の劇場映画となる山口監督は、「ツッコミどころの責任は、すべて僕にあります。台本の半分くらいは、現場でアイデアを出し合い、どんどん変えていった」と勢いを重視した現場を述懐。北村は「普通、デビューしたての監督は『認めてもらおう』という気持ちが強いじゃないですか。でも、山口監督は見る人のことを第一に考えて、振り切れるからすごい」とべた褒めしていた。舞台挨拶には共演する蓮佛美沙子、戸次重幸が出席した。
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