船越英一郎、ついにきた!初の極悪人役 BS日テレ松本清張ドラマ2週連続
2014年2月28日 19:50

[映画.com ニュース] 2時間サスペンスの帝王・船越英一郎が、BS日テレで3月16日夜放送の松本清張ドラマ「わるいやつら」で、初めて“極悪人”を演じた。2月27日、都内で行われた発表会見に出席し「ついにきた! やりたい、やりたいと匂いを出してきたけれど、やっと嗅いでくれた。しかも松本清張さんの代表作。役者みょうりに尽きる」と笑顔が弾けた。
船越が演じたのは、色と欲のため次々殺人を犯す病院長・戸谷信一役。「これまで殺人を犯す人間を演じたことがないわけではないけれど、追いつめられた末にだとか、誰かのためにだとか、必ずエクスキューズがついていた。今回はただただ“わるいやつ”なんです」とニンマリ。貪欲に撮影に挑み、仕上がりに「ジェットコースター破滅ストーリー。超一級のエンタメ」と自信をみなぎらせた。
一方で「なぜそんな(極悪)人間になったか、原作であまり描かれていない部分にスポットライトを当て、映像ならではの『わるいやつら』ができたのでは」と繊細に。また、「なんといっても見どころは豪華女優陣の競演」とアピール。中堅看護師・寺島豊美役の室井滋をはじめ、床嶋佳子、平山あや、秋野暢子らと「一本勝負した」と満足げで、「濃厚なラブシーンがある。『奥さんの反応やいかに?』と書いてくれてよろしい」と笑わせた。
BS日テレは、2年ぶりのオリジナルドラマとして、故松本清張さんの代表2作品を映像化。3月に2週連続で届ける。「球形の荒野」が3月9日午後9時~10時54分放送。「わるいやつら」が16日午後8時~9時54分放送。
「球形の荒野」には、木村佳乃、寺尾聰らが出演し、同作の会見もあわせて行われた。かつて日本テレビ「火曜サスペンス劇場」第1回目でドラマ化された名作。「女優としてどうしてもやりたい」と熱望した木村は、愛娘2人と離れて撮影に臨み「家族の深いつながりを描いた作品。やらせていただいてよかった」と感慨深げ。寺尾は「木村さんがやると聞いて二つ返事で出演OKした」と明かし、木村を娘のように優しく見つめ「まっすぐで、正直で、透き通って……また次もやりたい」と大絶賛していた。(映画.com×文化通信.com)
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