「ザ・ビーチ・ボーイズ」B・ウィルソンのドキュメンタリー、4月公開
2014年2月20日 10:10

[映画.com ニュース] 米ロックバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」のリーダー、ブライアン・ウィルソンに迫ったドキュメンタリー映画「Brian Wilson:Songwriter Part1 1962-1969」(2010)が、「ブライアン・ウィルソン ソングライター ザ・ビーチ・ボーイズの光と影」として劇場公開されることがわかった。3月28、29日に大阪・シネマート心斎橋で先行上映され、4月5日から東京・シネマート六本木で限定公開となる。
ウィルソンは、唯一無二のサウンドで「ザ・ビートルズ」と人気を二分した「ザ・ビーチ・ボーイズ」の中心人物として10代から活躍し、多くの名曲を生んだ。1960年代後半から薬物・アルコール依存や精神疾患に悩まされるようになるが、周囲の熱い支援を受け、88年にリリースしたソロアルバム「ブライアン・ウィルソン」で復活をとげ、音楽シーンに復帰。バンドは、結成50周年を迎えた今も多くのファンを魅了し続けており、3月27~30日には東京・大阪の「ビルボードライブ」で来日公演を行うことが決定している。
本作は、62年のデビューから69年までの7年、当時の社会やバンドが発表した作品を分析し、ウィルソンの栄光と苦悩の軌跡をたどる。劇中では、ウィルソンの最高傑作とされる名盤「ペット・サウンズ」や、「サーフィン・サファリ」「サーフィン・U.S.A.」「グッド・ヴァイヴレーション」といった名曲を使用。ブルース・ジョンストン、デビッド・マークスらバンドメンバーや元マネージャーのフレッド・ベイルらのインタビューをはじめ、秘蔵映像や写真などを盛り込んだ3時間を超える見ごたえある内容で、ウィルソンの半生に迫る。なお、12年には69~82年を追った「Part 2」が製作された。
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