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「人造人間キカイダー」実写リメイク「キカイダー REBOOT」新ビジュアル公開

2014年2月20日 05:00

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キカイダー(左)とキカイダーの宿敵ハカイダーの新ビジュアル
キカイダー(左)とキカイダーの宿敵ハカイダーの新ビジュアル
(C)石森プロ・東映 (C)2014「キカイダー」製作委員会

[映画.com ニュース]1972年誕生の特撮TVドラマ「人造人間キカイダー」を入江甚儀主演で実写リメイクする「キカイダー REBOOT」のキカイダーと、キカイダーの宿敵ハカイダーの新ビジュアルが公開された。また、72年当時の主人公ジロー(キカイダー)役の伴大介の出演も決定し、新・旧ジローの共演が実現する。

新ビジュアル公開にあたり、東映の白倉伸一郎プロデューサーは「“いかに元の良さを残すか”にこだわっています。簡単に、今風のスタイリッシュなデザインに仕上げてしまうのではなく、“いかに旧作『キカイダー』の良さを残すか”ということにこだわりました。キカイダーに関しては、曲線を活かしたレトロ感のあるデザインで優しさと強さを表現。ハカイダーはかっこいいダークヒーローを目指しながらも、人間の愛らしさを残すために、よく見れば可愛らしい、円らな瞳や笑ったような口にしました」とこだわりを説明し「いずれも、造形技術の限界を超えたところに、結果として面白さが生まれる“企まざる面白味”を追求したデザインが出来上がったと思います」と自信を見せている。

映画初主演にして体当たりで41年ぶりの復活「キカイダー」を演じる入江は「ジローという大役をいただき、嬉しい気持ちでいっぱいです! 衣装合わせで伴さんに初めてお会いしたときに『大丈夫!』と声をかけて頂き、ジローのバトンを繋いでいただいた気がします。『良心回路』という心を持ってはいるけれど、機械。そんな、じれったい様なある種、アンニュイな存在になれるように、意識してどちらかに偏った芝居をしないように演じています。是非、注目してください!」と意気込みを語る。

謎の心理学者・前野究治郎に扮する伴は、「皆さん、お久しぶりでございます。『キカイダー』の世界に再び参加出来たことを、非常に嬉しく思っています。今回、究治郎(旧ジロー)という役名を頂きました。新“ジロー”の入江さんは長身で、スポーツマンタイプ! 現代の若者らしい“ジロー”が今から楽しみでなりません! この作品は、見終った後に心が温かくなる“ラブストーリー”です。自分の夢だった作品が実現し、感激しております」とリメイク版への参加を喜んでいる。

「仮面ライダー」と人気を二分した伝説のヒーロー作品で、光明寺博士によって作られた人造人間キカイダー(ジロー)が、悪の科学者プロフェッサーギルが率いる組織「ダーク」と戦う姿を描く。原作者・石ノ森章太郎のDNAを宿した“キカイダー”は、左右非対称のユニークなビジュアルと深いドラマ性から、これまで、幾度となく実写リメイクの企画が浮上したが原作の複雑な設定が壁となりいずれも実現に至らなかった。しかし今年、脚本開発に2年という歳月をかけ、デザインも一新して41年ぶりによみがえった。入江、伴のほか、ヒロイン・ミツコを佐津川愛美が演じ、長島一茂、本田博太郎原田龍二らが共演。「AKB48」のPVなどを手がけている下山天監督がメガホンをとる。

キカイダー REBOOT」は2月16日クランクアップ、5月上旬完成予定。

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