全米の映画祭で観客賞を総ナメにした愛の物語 「チョコレートドーナツ」予告編
2014年2月7日 09:00
[映画.com ニュース] 1970年代アメリカでの実話を基に、育児放棄された子どもと家族のように暮らすゲイカップルの深い愛情を描いた感動作「チョコレートドーナツ」の予告編が、このほど公開された。
差別と偏見が強く根付いていた時代の実話をモチーフに、トラビス・ファイン監督が脚本を執筆した。母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年マルコを、息子のように育てようと決めた同性愛のカップル、ルディとポールは、ゲイであるがゆえに法と好奇の目にさらされ、マルコを奪われてしまう。愛する人を守るため、見返りを求めずに法や社会と奮闘するふたりの姿を描く。ルディをトニー賞受賞俳優のアラン・カミング、ポールをギャレット・ディラハントが演じる。
トライベッカ、シアトル、シカゴなど全米各地の映画祭で観客賞を総ナメにした本作予告編では、ショーダンサーとして働くルディ、ゲイであることを隠し続けてきたポールがある日マルコと出会い、深い愛情で結ばれた3人の穏やかな日々、そして状況が一変する様子を映し出す。「自由になりたい」とルディがボブ・ディランの名曲「I shall be released」を熱唱するシーンも収められている。
「チョコレートドーナツ」は、ゴールデンウィークにシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。