樋口尚文監督「インターミッション」ファミリーが再結集!撮影当時を振り返る
2014年2月4日 10:00

[映画.com ニュース] 昨年3月31日に閉館した銀座シネパトスの最終上映作品「インターミッション」でメガホンをとった樋口尚文監督、出演した夏樹陽子、大瀬康一、森下悠里、中丸シオンが2月3日、都内で取材に応じた。
今回の取材は、CS放送「ファミリー劇場」が同作をテレビ初放送することを記念して制作される、特番「映画監督:樋口尚文のインターミッション放談~これが昭和の逆襲だ!~」の収録後に行われたもの。樋口監督は、もうじき閉館して1年が経とうとしている銀座シネパトスについて、「僕にとっては昭和のシンボルだった。この映画は鎮魂ではあるけれど、格好良く言えば“怒り”が原動力になった」と振り返る。
映画には36人の俳優が出演しているが、全てあて書きで脚本が執筆された。理由は、「どう考えても出ていただく方を口説きながら脚本を進めていかなければ間に合わないスケジュールだったから」と説明する。「月光仮面」に主演した大瀬にとっては、「新兵隊やくざ 火線」以来実に40年ぶりの銀幕復帰だったといい、「監督というのは脚本も書ける人でなければならないと思っていた。樋口さんの作品なら、ぜひ出たいと思った」と述懐。それでも、「セリフは現場で覚えればいいやと思っていたら、キャメラが3台もあって冷や汗をかいた」と笑った。
名女優・小山明子の元付き人役で出演した夏樹は、「小山さんとは普段から仲良くさせていただいているから、その自然体の感じが画面にふわっと出てうまくいったのかしら」とほほ笑む。そんな夏樹を、森下は「大ファンなんです。女子の憧れ。日本一きれいだねって、いつもママと話しているんです」と最敬礼。劇中では、中丸シオンとのキスシーンがあったが、「お父様(中丸新将)の前で娘さんをけがしてしまった」と照れることしきり。一方の中丸は、「忘れられない1シーン。少年のような気持ちでやらせていただいた」と振り返った。
樋口監督は、上映後の反響について「閉館を記念した映画ってそんなにないと思う。いろいろな意見を頂戴しました。『いろんな映画にオマージュを捧げているが、どれもシネパトスでかからない作品ばかりじゃないか!』という辛口の意見もありました(笑)。僕としては、もっと踏み込んで考えていたんですけどね」と明かす。それでも、夏樹の「全ての発端は、みんな映画が大好きなのよね」という言葉に、全員が同調していた。
なお、進境著しい女優の玄里も出席予定だったが、インフルエンザのため欠席となった。
「インターミッション」は、ファミリー劇場で3月16、28、30日に放送。特別番組「映画監督:樋口尚文のインターミッション放談~これが昭和の逆襲だ!~」は、3月6日放送。
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