A・ファルハディ監督「ある過去の行方」4月19日公開、ポスター画像お披露目
2014年1月15日 10:00
[映画.com ニュース] 2011年度アカデミー賞外国語映画賞、ベルリン国際映画祭金熊賞など世界の映画祭で絶賛されたイラン映画「別離」のアスガー・ファルハディ監督の最新作「ある過去の行方」の公開日が4月19日に決定し、このほどポスター画像がお披露目された。
仏パリを舞台にした本作は、イランで現代社会の縮図を描いてきたファルハディ監督が、初めて外国で撮影を行い、主演のベレニス・ベジョは、本作でカンヌ映画祭主演女優賞を受賞。すでに公開されたフランスでは前作「別離」を上回る大ヒットを記録している。
主人公のマリーは、新しい恋人サミールとの再婚を考え、マリーの元夫のアーマドは正式な離婚手続きのため、テヘランからパリに戻ってくる。しかし、マリーの娘の告白がきっかけで、それぞれの過去や本心が次々と明らかになり、思いも寄らない真実が浮き彫りになっていく。サミール役を「預言者」のタハール・ラヒムが演じる。ポスター画像は、新しい生活を始めようとするマリーとサミールのふたりを映しているが、マリーのみにピントを合わせており、男女の複雑な関係を描く人間ドラマを予感させるデザインとなっている。
「ある過去の行方」は、4月19日Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国で順次公開。
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