天海祐希、新成人にエール「大事なものは自分で取りにいく」
2014年1月13日 17:20

[映画.com ニュース] 読売テレビ開局55年記念ドラマ「お家さん」の制作発表が1月13日、都内で行われ、本作で初共演を果たす天海祐希と小栗旬、共演の生瀬勝久、相武紗季、西村雅彦、泉ピン子、原作者の玉岡かおる氏が会見した。
明治から昭和にかけ、兵庫・神戸に実在した砂糖問屋「鈴木商店」の女主人・鈴木よね(天海)と大番頭・金子直吉(小栗)が、国家予算を上回るほどの売り上げを誇る世界的な総合商社へと商売を発展させていく姿を描く。
天海は、まだ女性の社会進出がまれだった時代にたくましく生きた“お家さん”ことよね役を演じ、「“頑張る”という言葉の本当の意味を、ますます実感するような日々。エネルギッシュに激動の時代を生き抜いた先人たちのさまざまな思いが描かれていると思う」と手応えを語った。
天才的な勝負勘をもつ直吉役の小栗は、天海との初共演に「どかっと現場にいてくれる。直吉のように走り回っていたら、ケツは拭いてくれそうだなと思っている。懐の大きい方。すごく楽しいです」と充実感をにじませた。天海も、「小栗君は真っ直ぐでひたむきで、クールな外見にとっても似合わない熱いものをもっている役者さんだと思っていた。その印象は今も全く変わらない。よねさんが直吉さんに対して『この人間なら』と背中を押し続けたように、私も期待をもって小栗君を見ている」と劇中さながらの厚い信頼関係で結ばれていた。
直吉と恋仲になるワケありの女中・千役の相武は、「女性としてのしなやかさと強さとしたたかさを兼ね備え、女中からお家さんと渡り合う存在にまでなる。現場でも、自分の存在を意識しながら自分らしく演じていきたい」とこれから臨む撮影に意気揚々。泉は、「また女中。この年になると、良い男との共演ほど楽しみなものはない(笑)」と冗談めかしながら、「日本は豊かといってもまだ復興はされていない。このドラマを見ている間だけでも(東日本大震災被災者に)元気を出してほしい」。原作の玉岡氏も、「歴史は勉強するためのものではなく、明日を生きるパワーをもらうためのもの。日本に元気がないなと言われるこの時代、私たち現代人が何を忘れているのか思い出させてくれるドラマになるとうれしい」と期待を寄せた。
この日は全国で成人式が行われ、天海は「これまでは与えられてきたかもしれないけれど、これからは自分から掴みにいかなければ何も得られない状況になっていくかもしれない。豊かなもの、あふれている情報に受け身になっちゃいけない。この作品を見て、大事なものは自分で取りにいくことを感じてほしい」とエールをおくった。
「お家さん」は今年放送予定。
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