アラン・ドロンの息子が銀幕デビュー 2世俳優としてのコンプレックスも語る
2013年11月23日 11:35
[映画.com ニュース]美男子の代名詞として、60年代に世界的な人気を集めた仏俳優アラン・ドロンの息子のアラン=ファビアン・ドロンが、今月フランスで公開された「Les Rencontres d'apres minuit(原題)」で長編映画デビューし、2世俳優としての悩みや今後のキャリアについて仏ELLE誌に語った。
19歳のアラン=ファビアンは、父アランが最初の妻と離婚後、ドイツ人モデルとの間にもうけた子どもで、姉のアヌーシュカも女優として活躍している。アラン=ファビアンは「すべての人が、僕がアラン・ドロンの息子だということでお金も車もアパルトマンもすべて持っていると思うようだけど、そんなものは何も持っていないんだよ」と語り、「ときどき孤独を感じている」と2世俳優として、色眼鏡で見られることにコンプレックスを感じているようだ。
また、アラン=ファビアンは2011年にスイスの自宅で、親不在の際に開催したパーティで少女に重傷を負わせる発砲事件を起こしており、映画出演のギャラは弁護士費用にあてたと明かしている。第66回カンヌ国際映画祭で特別上映された「Les Rencontres d'apres minuit(原題)」(ヤン・ゴンザレス監督)では過激なラブシーンを演じ、「上映時に婚約者の目をふさがなければならなかった」と難役への挑戦を振り返ながらも、今後の俳優業へ意欲を見せている。