「くじけないで」主演の八千草薫、58年ぶりに海外映画祭出席
2013年11月16日 15:15

[映画.com ニュース] 八千草薫が主演する「くじけないで」(深川栄洋監督)が、オーストラリア国内を巡回して開催される「第17回日本映画祭」に正式招待されることが11月16日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶で発表された。八千草と深川監督が11月23日、シドニーでの公式上映に駆けつける予定で、八千草にとっては「蝶々夫人」(1955)以来、海外の映画祭に出席するのは58年ぶり。八千草は「びっくりいたしました。でも、もうすでにこの作品の良さを知っていてくださるのは心強いこと」と現地入りに期待を寄せた。
今年101歳で亡くなった詩人・柴田トヨさんの半生を描いた本作。処女詩集で160万部を売り上げた「くじけないで」と、第二詩集「百歳」を原作に、90歳を過ぎて詩作をはじめ、ベストセラー詩人となったトヨさんの生きる姿勢と家族のドラマを丹念に描いた。八千草は本作のプロモーションで、全国各地を飛び回り「ずいぶんいろいろな土地に行かせていただきました。少しだけ、くじけそうになりました」と笑いを誘っていた。
挨拶に立った深川監督は「今日を目標に、一丸になって頑張ってまいりました。(上映後の)皆さんのお顔を見ると、答えが間違えじゃなかったと実感できる」と感無量の面持ち。トヨさんは、映画製作決定の報告を受けた3日後となる今年1月20日、老衰により101歳で亡くなり、「私自身はとよさんにお会いすることはできなかったが、その分の思いをこめたつもり。今日もどこかの席で見ていらっしゃる気がする」としみじみ語っていた。
舞台挨拶には八千草と深川監督に加えて、武田鉄矢、伊藤蘭、芦田愛菜ちゃん、上地雄輔が登壇。同日、全国256スクリーンで封ぎられた。
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