麻生久美子、吉田恵輔監督のストーカー発言に「変態」とピシャリ
2013年11月2日 16:25
[映画.com ニュース] 女優・麻生久美子の主演映画「ばしゃ馬さんとビッグマウス」が11月2日、全国96スクリーンで公開。麻生は共演した「関ジャニ∞」の安田章大、岡田義徳、山田真歩、吉田恵輔監督とともに、東京・丸の内TOEI1で舞台挨拶を行った。
麻生は、2008年「純喫茶磯辺」以来の吉田監督との仕事に「ずっとお仕事をしたかったけれど、あまり同じ方と仕事をしていない印象があって…。(声がかかり)本っ当にうれしかった」と笑顔。昨年5月に女児を出産後、初の現場だったが「楽しくて幸せだったけれど、苦しかった。監督がクランクインから撮影最後の日までプレッシャーをかけ続けるのでしんどかった」と振り返った。
努力家だがなかなか芽の出ない脚本家という実体験に基づく役どころをオファーした吉田監督は、「主演で俺の思いを代弁してもらったから、そりゃあ愛情を込めて(プレッシャーを)かけましたよ」としたり顔。1カットで29回撮り直したこともあったそうだが、「出産後、一発目の現場でいろいろ大変だったが、嫌な顔ひとつせず盛り上げてくれた。5年の時を経て、この舞台に立つことが夢だった」と最敬礼だ。
さらに、「麻生さんも、俺に本気の愛情を持ってきたはず。これからも、ストーキングし続けていきたい」と熱烈ラブコール。麻生はうれしそうに笑いながらも「うわあ、変態」と毒づいていた。
一方、自称もうすぐ天才脚本家を演じた安田は、「難しいと考えれば難しくなってしまう。全部脚本に載っているので、何でもできるんだと思い込めばできてくるもんなんです」と豪語。これには、麻生が「すごいことを、さらりと言うなあ」と感心しきりだった。
「ばしゃ馬さんとビッグマウス」は、脚本家を夢見る超ストイックな馬渕と、自信過剰な天童が出会うことで起こる化学反応をコミカルなタッチで描く人間ドラマ。麻生は、「私も夢がかなったようで、まだほかにも夢があって追いかけている途中。夢は持っているだけで幸せ。なくても、これからできるかもしれないので、この映画をきっかけに夢について考えていただけたら」とアピールしていた。