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上戸彩、外国人の観客を前に「“オシン・マザー”と呼ばれるのが夢!」

2013年10月9日 21:00

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笑顔をのぞかせる濱田ここねちゃんと上戸彩
笑顔をのぞかせる濱田ここねちゃんと上戸彩

[映画.com ニュース] 女優の上戸彩が10月9日、都内で行われた映画「おしん」の世界37の国と地域の大使館関係者約200人を招いての特別試写会に、おしん役の濱田ここねちゃんとともに出席した。

ドラマ版は68の国と地域で放送されており、その認知度は世界規模。上戸とここねちゃんが手をつないで登場すると、客席の大きな拍手と歓声に出迎えられた。劇中衣裳で登場したここねちゃんは、「今日は来ていただいてありがとうございます」とニッコリ。上戸は「世界のみなさんに見ていただけるのは光栄です。日本ならではの風景、家族愛があり、日本らしいストーリーになっていると思います。ぜひそれぞれのお国のみなさんに紹介していただければ」とアピールした。

撮影は2月から3月にかけて極寒の山形で敢行。上戸は最も寒い時期に川の中に入るシーンに臨んだが、「その覚悟でふじという役を受けたので私自身は大変だとは思わなかった」と語る。一方で、「雪の中をフラフラと歩いているここねの姿を見ると、かわいくて健気で、助けてあげたくなりました」とすっかり“母”の顔で振り返った。宮崎県出身のここねちゃんは撮影中、52日間にわたって親元を離れ、その間は電話もメールも全くしなかったことが明かされると、客席からは大喝さいがおくられた。

ふじ役は、オリジナル版で泉ピン子が演じ高い評価を得た大役だけに、それを引き継いだ上戸は「日本では叩かれると思うけど」と弱気な一面ものぞかせる。それでも、「海を越えたらほめられたい! ピン子さんは海外行くと『オシン・マザー!』と言われたらしいので、平成のおしんの母として『オシン・マザー』と海外で言われるのが夢です」と目を輝かせた。

今作は、朝の連続テレビ小説で最高視聴率62.9%という歴史的な視聴率を残した人気ドラマを、30年の時を経て映画化。農村の口減らしのため奉公へ出された少女おしんの苦難の人生を描く。10月12日から全国で公開。

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