「タイガーマスク」主演のウエンツ瑛士、28歳の誓いはヒーローなのに「足腰を鍛える」
2013年10月8日 21:00
[映画.com ニュース] 往年の人気ヒーロー漫画、アニメを実写映画化した「タイガーマスク」のプレミア試写会が10月8日、格闘技の聖地、東京・後楽園ホールで行われ、主人公・伊達直人役のウエンツ瑛士をはじめ、共演の夏菜、哀川翔、落合賢監督が“リング挨拶”に立った。
4人は赤、青の両コーナーに2人ずつ分かれ、スモークがたかれる中、リングイン。ウエンツは、「本当に本当に、待ちに待った作品になりました。今日は楽しんで」と声高にアピールした。
有名なキャラクターの出演依頼が来た際には、「何が起こったのか」と戸惑ったというウエンツ。だが、同世代の落合監督との初顔合わせで「監督が情熱的で、2時間半から3時間、1人でしゃべっていた。これほど強い情熱を持った監督なら、素敵な作品になる。原作のプレッシャーより、作品を作る喜びを感じようと思った」と決意したことを明かした。
ヒロインの夏菜は、「幅広い世代に支持されている作品のヒロインを演じられ幸せでした」と笑顔。ウエンツとは初共演だが、「しゃべっていない時間がないくらい仲良くしていただいた。監督もフレンドリーで、迷ったらすぐ聞きに行く状態だった。ウエンツさんと監督としゃべっていただけで、演技のことは覚えていません」と話し、笑いを誘った。
“タイガーマスク世代”で子どもの頃のあこがれだったという哀川は、「あと30年若かったら、伊達直人をやっていた」とウエンツに横恋慕。さらに、「20歳の頃に、現実に佐山(聡)さん(初代タイガーマスク)が出てきたのが感動的で妙にシンクロした。俺にもできると思って、タイガーマスクになろうと思ったもん」と仰天エピソードを明かし、ウエンツも「マジで、なろうですか」とあ然とした表情だ。
そのウエンツは、この日が28歳の誕生日。サプライズでバースデーケーキが用意され、28歳の決意を聞かれると「中途半端ですよね。でも、日本一はしゃぐ大人になりたいといつも思っている」と抱負。先日も自宅のある町内会の運動会に飛び入りし、転んでヒザをケガしたそうで、「目標は足腰を鍛えるです」と現実的な宣言で、会場を沸かせていた。
「タイガーマスク」は、天涯孤独な少年が、秘密組織でトップファイターへと成長していく過程を描くタイガーマスクの誕生譚(たん)。11月9日から全国で公開される。
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