ウィキリークスのジュリアン・アサンジ、映画祭の審査員に
2013年9月8日 09:30
[映画.com ニュース] ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジ氏が、9月25日から英ロンドンで開催される第21回レインダンス映画祭の審査員を務めることが分かった。潜伏先の駐英エクアドル大使館で作品を鑑賞し、10月5日の授賞式には参加しない予定だという。
同映画祭は、ヨーロッパ屈指のインディペンデント作品の祭典。今回は、50カ国から集められた長編100本と短編150本以上が上映される。日本からも横浜聡子監督の短編「真夜中からとびうつれ」などが出品されている。
映画祭を主催するレインダンスの設立者エリオット・グローブ氏は、アサンジ氏がプロデュースしたドキュメンタリー「Mediastan(原題)」が同映画祭で上映されることを、オファーの理由に挙げた。さらに、もうひとつの理由として、アサンジ氏のウィキリークスでの活動はソーシャルメディアの活用法の見本になっているという見解を示し、オンライン上で作品を発表するフィルムメーカーたちや社会的・政治的問題との関連に言及した。
審査員にはアサンジ氏のほか、英俳優ジェイソン・フレミング、ピアース・ブロスナンの息子で俳優のショーン・ブロスナン、今年のカンヌ映画祭でカメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェン監督らが名を連ねる。