アニメ界の俊英・長井龍雪監督、セオリーを破り自由に描いた「あの花」
2013年8月30日 20:00

[映画.com ニュース] 「超平和バスターズはずっとなかよし」――涙を誘ったテレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称「あの花」)のエンディングから1年後を舞台に、劇場版では5人の少年少女が再び“あの日”に思いを馳せる。ひと夏の出来事を通して、ある事件をきっかけに心に傷を負った若者の葛藤(かっとう)と再生を丹念に描き、社会現象にまでなった同シリーズは、どのように生み出されたのだろうか。仕掛け人である長井龍雪監督が語った。
「あの花」プロジェクトは、長井監督、脚本家の岡田麿里、キャラクターデザインの田中将賀という人気アニメ「とらドラ!」を生み出した名チームによって動き出した。「とらドラ!」は竹宮ゆゆこ氏のライトノベルが原作だったのに対し、「あの花」は長井監督初のオリジナルアニメとなった。「テレビシリーズのアニメは、マーケティング的なものなど、ある程度制約があるんですが、わりと自由にやらせてもらいました。今までのアニメだったら『こうやったらセオリーだよね』という部分を、逆に『セオリー通りじゃなくてもいいじゃん』という風にやらせてもらえたんです。制約をつくらずに意識して好きなことをどんどんやるということが、“やりたいこと”“好きなこと”につながったのかなと思います」
「『劇場版を!』という感じではなかったんですよ、気負いとかもまったくなくて」と総集編として始動しつつも、「過去に秩父でやったイベントでの朗読劇があって、そのときにふわっと考えていた部分がもともとあったので、特に悩まず自然と出てきました」と新たなパートがつくり上げられた。テレビアニメの放送開始以来、イベントや“聖地巡礼”などファンとともに成長してきた「あの花」らしく、「キャラクターたちと、もともとの話のブレはなかったですよね。でも、好きでいてくれるファンの声には応えたい気持ちがあったので、新作部分をつくっていきました。あなるがよく髪をおろすようになったのは、ファンの方の声も聞いて、そっちの方が人気があったから(笑)。そういった意見もすこし取り入れていきました」とファンの熱い思いも組み込んだ。
「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は、8月31日から全国で公開。
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