Huluの売却が中止
2013年7月17日 22:30
[映画.com ニュース] 米動画配信サイトHuluの親会社が売却を断念したと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
関係者によれば、親会社側は20億ドルでの売却を希望していたのに対し、衛星放送のディレクTV、ケーブルテレビ大手のタイムワーナー・ケーブル、ニューズ・コーポレーション元社長のピーター・チャーニン氏が率いるチャーニン・グループの3社が、それぞれ10億ドル前後しか提示しなかったためだという。
Huluは、21世紀フォックスとウォルト・ディズニー、NBCユニバーサルが共同で所有しているが、人気が出たことにより既存のビジネスモデルの脅威となったため、売却に出した経緯がある。しかし、親会社サイドはHuluに提供するコンテンツを限定したうえに期限を設けたため、買収側には大きな利益がなく、交渉は低調に終わった。
なお、親会社サイドは7億5000万ドル規模の投資を新たに行い、業績をアップさせたうえで、再度、売却を図る狙いのようだ。