千葉真一、長男のハリウッドデビューを報告
2013年7月17日 20:54

[映画.com ニュース] 俳優の千葉真一が7月17日、公開中のブルース・リー生誕70周年記念映画「李小龍(ブルース・リー) マイブラザー」のトークイベントに出席。ブルース・リーから共演オファーを提案されたことがあるという千葉は、「彼は映画俳優というよりは武道家としての哲学をもった“ホンモノ”。彼にものすごく関心があったし、どんな作品にするかなんて全く考えていなかった。もし彼がいてくれたら、東南アジアの映画界がどれだけ変わっていたか。とてもとても残念」と32歳という早過ぎた死を悔やんでいた。
ブルース・リーの実弟ロバート・リーが製作総指揮・監修を務めた本作。千葉は、初めてブルース・リーの映画を見た時の衝撃を振り返り、「すごい人が出てきたなと。あの人の目と動きは神業的なもの。とにかく肉体を良く知っていて、常に相手の筋肉の動きを読んでいる。素晴らしい方が亡くなってしまった」と故人に思いを馳せた。さらに、「あれを見てからしばらく空手はやりたくなかった。だからといって真似しても同じことができるわけはない。俺は俺なりのものでやるしかないと考えた」と新たな道を模索したという。
共演するはずだった幻の作品についても「ある日、事務所に『ブルース・リーに興味があるか?』と香港から問い合わせがあった。興味があるなら香港で会って話をしようと。ぜひ会いたいと向かい、いざ着いたら大変なニュース(訃報)になっていた。ホテルの中であ然とし、俺に会いたくない口実かと最初は嘘だと思った。夢の夢で終わってしまった」と明かした。
現在も精力的に映画製作を企画し続ける千葉は、有力な跡継ぎ候補として「16歳の長男(真剣佑)がハリウッドで1本主演映画を撮ったところ。俺も出ろって言われたので、息子が見る夢に出てくる宮本武蔵の役をやってきましたよ」と明かした。そして、「しょぼくれていても良い映画は作れない。『これが日本映画だ!』と世界に見てもらうためにも、ハリウッドと手を組んで日本映画に革命を起こさなくちゃいけない。チバノミクス! 夢はまだまだ捨てちゃいない」と生涯現役を誓った。
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