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名優フィリップ・シーモア・ホフマンが語る「25年目の弦楽四重奏」

2013年7月2日 17:50

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ホフマンは「第1のパートを弾きたい」と言い出す第2バイオリン奏者役
ホフマンは「第1のパートを弾きたい」と言い出す第2バイオリン奏者役
(C)A Late Quartet LLC 2012

 [映画.com ニュース] クリストファー・ウォーケンキャサリン・キーナーアカデミー賞に縁のある名優が集結し、ベートーベンの隠れた名曲をモチーフに人生の深みを描き出す「25年目の弦楽四重奏」で、第2バイオリン奏者を演じたフィリップ・シーモア・ホフマンに話を聞いた。

まったく楽器経験がなかったホフマンにとって、同役へのチャレンジは「学びの体験となった」という。4カ月にわたる集中レッスンに取り組み、「撮影が始まる頃には、音は外れていたものの、演奏を上手くまねることができるようになっていた」という。世界的カルテットのブレンターノ弦楽四重奏団が演奏する音楽に、俳優たちが“振り”を重ねるという撮影方法。ホフマンは「これはとても楽しかったよ。僕の振りが上手くなればなるほど、音との一体感が増していった。これこそ俳優の醍醐味だ。つまり、常に新しい勉強に挑戦することができ、普段とは違う世界を探索できる。素晴らしいことだよ」と、満足そうに振り返っている。

物語は、パーキンソン病の宣告を受けた楽団のリーダー、ピーター(クリストファー・ウォーケン)の引退宣言をきっかけに、25年目を迎えた弦楽四重奏団の固かったはずの絆が、徐々にほころんでいくさまを描く。

ホフマンは、劇中で演奏家たちが個人のエゴと全体の調和の中で葛藤する姿を、俳優の仕事になぞらえて「ある一定レベルに到達しているアーティストは、どうしてもある程度のエゴがつきまとう。人に見せるわけだから、自分に“人が見たがる何かを持っている”という自信がないとダメだと思う。もちろんそれが揺らぐことも多々あるけれど、特定の役や映画を引き受けるには“できる”と自分に言い聞かせられるだけのエゴがなければ」と語る。そして「とはいっても、そのエゴは、ある程度抑制しなければならない。(芸術活動は)芸術のためのものでなくてはならず、自分自身を全面に押し出すわけにはいかないからね。そこはとても大事なポイント」と、バランスの重要性を説く。

「僕はとにかく、映画をいいものにしたいと思って取り組んでいる。自分のパフォーマンスは良かったのに、映画が失敗では意味がない。だから自分のパフォーマンスよりも映画の出来のほうがよっぽど気になるんだ」という言葉こそが、演技者としてはもちろん、出演作自体も高い評価を受ける名優たるゆえんに違いない。

25年目の弦楽四重奏」は、7月6日より全国順次公開。

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