「銀座シネパトスは永遠に不滅です!」鈴木支配人が男泣き
2013年4月1日 00:18

[映画.com ニュース] 東京・銀座唯一の名画座として親しまれてきた銀座シネパトスが3月31日、多くの映画ファンに見守られながら閉館を迎えた。13年間にわたり同館の支配人を務めてきた鈴木伸英氏、最終上映作品「インターミッション」の樋口尚文監督をはじめ佐伯日菜子、森下くるみ、大島葉子、奥野瑛太、古谷敏、玄里、中丸シオンらは、最後の舞台挨拶に立った。
午前中から閉館を惜しむ映画ファン約2000人が訪れたこの日、鈴木支配人はマイクを持って行列を整理するなど陣頭指揮をとった。しかし、舞台挨拶では「こんな大スターたちを前に舞台に立つだなんて、信じられない。原稿を作ったのになくしちゃって」と恐縮しきり。それでも、「ここ1カ月は悲しくてたまらなかった。でも、『インターミッション』の皆さんが盛り上げてくれて、本当に幸せな1カ月だった」と語ると感極まり、号泣した。
鈴木支配人の涙に、佐伯、奥野、森下ら登壇陣も目頭を熱くした。樋口監督は、「おいしいところを持っていかれた。私は『インターミッション』を作ったおかげで借金苦。泣く余裕すらない」とジョークを交えながら場を和ませたが、鈴木支配人とともに「銀座シネパトスは永遠に不滅です!」と客席に訴え、この日最も大きな拍手が沸き起こった。
銀座シネパトスは、同館の所在地である三原橋地下街の耐震性の問題で取り壊しが決まっている。樋口監督は、閉館を惜しむファン、俳優、スタッフらの思いを代弁するかのごとく、私費を投じて同館でのオールロケ、秋吉久美子と染谷将太主演による「インターミッション」を製作した。なお、今作は4月1日から東京・池袋ヒューマックスシネマズでロングラン興行がスタートする。
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