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木南晴夏、どぎつい大阪弁で「喉をカラカラにして頑張った」

2013年3月25日 07:00

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主演を務めた木南晴夏
主演を務めた木南晴夏

[映画.com ニュース] 木南晴夏の主演映画「泣いたらアカンで通天閣」が3月24日、第5回沖縄国際映画祭コンペティション「Peace部門」で公式上映され、木南をはじめ、共演の子役・首藤勇星くん、総合演出の福田浩之、位部将人監督が舞台挨拶に立った。

通天閣が見下ろす大阪・新世界の下町商店街を舞台に、亡き母が切り盛りしていた老舗ラーメン屋を守るしっかり者の千子(木南)と、不器用で人情にもろい父親ゲンコ(大杉漣)の父娘が織りなす親子愛を描く。大阪出身の木南は、「短いスパンの話ながらすごくたくさんの事件が起き、それが千子の成長過程になっている。2時間全部が見どころなので見逃さないで。家族や周りの人と真剣にぶつかり合ったり関わり合ったりするのは小っ恥ずかしかったり、うまく自分を出せないこともあるけど、家族っていいなって思える映画になっている」とアピール。また、「とにかく怒鳴るシーンが多いので、1日中怒鳴っている日も。のど飴をなめながら、喉をカラカラにしてみんな頑張っていた」と明かすと、首藤くんは「目の前で大人の人が怒鳴り合っていたので、ちょっと耳が痛くなった」と苦笑いだった。

総合演出を務めた福田は、「僕は大阪の新世界の出身。昼間からお酒を飲んでいる人に絡まれたりして、『いつかこの町を出たろ!』と今東京で生活している。でも、今はあのぶっきらぼうな感じに地域の絆を感じる。千子が真っ正面からぶつかっていく姿に、見た人が勇気づけられたらうれしい」。ネイティブな大阪弁を話せることを前提にキャスティングが行われ、位部監督は「見どころは木南晴夏のどぎつい大阪弁。これに尽きる!」と太鼓判を押していた。

第5回沖縄国際映画祭は、30日まで開催。

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